将来やりたいことや夢があるけれど、家族に話すと強く反対されたからできない。
あるいは、反対されると思うから言えない。
サロンでクライアント様のお話を聞いていると、このようなお悩みがよく出てきます。
この記事を読まれているあなたも、将来の夢を親に反対され、悩まれているのでしょうか。
「なんでわかってくれないのか」
「なんで自分の意見を押し付けるのか」
など、反対する親に対して思っていらっしゃるのかもしれませんね。
けれども、親の反対を押し切ってまで、夢に進む覚悟もない。
あるいは、親を心配させたくなくて、動けずにいらっしゃるのかもしれません。
私自身もそうでしたから、よくわかります。
この記事では、
「将来やりたい夢があるけど親など家族に反対されて動けず悩んでいるあなたに、ぜひ知っておいてほしいこと」
を、お伝えします。
将来の夢を親が反対する理由とは?
結論から言うと、将来の夢を親が反対する最も大き理由は、
「あなたに辛い思いをしてほしくないから」
なのです。
もちろん、全てのケースでそうとは言い切れないかもしれません。
しかし、ほとんどの場合、大切なあなただからこその厳しい忠告です。
ちょっとした小さな趣味を始めるくらいでは、そう反対されることもないかもしれません。
(よほどお金がかかるとか、危険なことは別ですが・・・)
しかし、今の仕事を辞めて転職するとか、起業するなどということになると、とても大きなことです。今後の人生を左右する重大な問題とも言えるでしょう。
だからこそ、安定した道に進んでもらいたいと考えるのは、ごく自然なことです。
実際私も今自宅サロンをしてますが、やはり自分で食べていくというのは、非常に覚悟のいることだと感じています。
成功の保証もありません。
スイスイ成功している人もいるかもしれません。
ですが、そう見えるだけで、見えないところでは、かなり努力をしてきた方が大半だと思って下さい。
だからこそ、家族はホイホイとは、あなたの背中を押せないのです。
あなたを守りたいからこそ、家族は反対します。
あなたが失敗して、ボロボロになる姿を見るのが辛いのです。
親だって不安なのです。
それは子どもがまだ若いからとか、そこそこ歳を重ねたからというのは関係ありません。
親にとって、子はどれだけ成長しても、子なのです。
まずは、そのことをしっかり理解し、その上でどうするかを考えることが大切です。
将来の夢を親に反対された時、私はこうして理解してもらえました!
私は今、自宅サロンをベースに、月1回だけ看護師のお仕事という働き方をしています。
ですが、以前は家族に、自宅サロンをしたいという想いを言えずにいました。
まったく言っていなかったわけではなく、ぼんやりとは伝えていました。
「将来看護にアロマを活かして、自分で仕事をしたい」と。
その時親は、「いいね」とは言いつつも、「起業が成功するのはほんの一握りやからなぁ」など、とやんわり・・・。
それでも、細く長くアロマの勉強は続けていました。
そして、ある時、
「看護の仕事をパートにして、サロンする」
と、あらためて伝えました。
すると、
「 老後どうするの?! 独り身やのに! そんなんで生きていけるほど甘くないよ!」
と、母が激しく怒ったのです。
父は、口調は落ち着いてはいるものの、国民健康保険がどうとか、年金がどうとか・・・
とにかくお金の話を延々としていました。
これ以上将来の夢の話をしたら、母が心配し過ぎて不安定になると思ったので、想いは胸にしまっておくことにしました。
しかし、諦めることはできず、コツコツとできることをして、小さな実績を積み上げていきました。
具体的には、アロマのボランティアに行ったり、イベントでブースを出したり。
とにかく、できることを実践するようにしました。
また、家族が最も心配していることは収入のことだったので 、現在の貯金の状況やこれからの計画を細かく書き出して見せました。
そして、
・2年間何も言わず見守ってほしいこと
・2年後も今と何も変わらなかったらあきらめること
を伝えました。
その後は、将来の夢に対する気持ちや、実際にどんなことをしているのかを、何度も繰り返し、一生懸命両親に話しました。
そして、何度も気持ちを話してコツコツ実践しつづけるうちに、私自身の心が決まり、気持ちがブレなくなりました 。
実のところ、親に反対された時は、自分でも不安だったのです。
本当に上手くいくのかとか、収入はあるだろうか…など、いろいろ心配がありました。
ですが、本当に想いを叶えたいなら、
「どうにかしてやっていく」
と、心に強く決める必要があります。
決めることが、非常に大事なのです。
自分の人生に、自分で責任を持つ覚悟を決めるのです。
今私は、このことがとても重要であると感じています。
私の中で心が決まった時、両親の反応が変わりはじめました。
そして、最終的には、全面的に応援してくれるようになったのです!
私の心の変化(夢を叶える覚悟、自分の人生に対する責任を持つ決心)が、家族に伝わったのもあると思っています。
やりたいことをどんどん実践する中で、私がとても良い表情をするようになったそうで、家族はそれがとても嬉しかったと言ってくれました。
また、着実に行動して、小さくても実績を積み上げている姿を見て、安心する気持ちに繋がったようです。
将来の夢を親に反対された時は、自分の思いを再確認するチャンス!
自分の夢を叶えていくということは、自分で人生の全責任をもつことでもあります。
失敗しても、誰にも文句は言えません。
勇気もいるし、覚悟もいります。
親が反対するのは、親自身があなたのことを心配しているというだけではなく、
「あなたの心の迷いを、親が代弁してくれている」
とも捉えることができると思っています。
ですから、夢を親に反対された時は、自分の思いを再確認するチャンスでもあると思うのです。
「その夢叶える覚悟があるのか?」
こうして、自分の思いに向き合い、それでもやりたいと思う。
そして、この夢は必ず、自分も周りも幸せにすると信頼する。
そう心に決めれば、あとはまっすぐ行動し続けることで、親はきっと応援してくれるように
なると思います。
親は、わが子が辛く苦しい人生を歩む姿を見たくはありません。
でも、心の底では、自分の本当の夢を叶えてほしい、やりたいことをさせてあげたい思いもあるものです。
そして、どんなに大人になっても、親の存在はいろいろな意味で大きなもの。
そんな親の応援は、やはりとても心強いものです。
終わりに
もしあなたが、将来の夢を親に反対されているのなら、今一度自分の思いに向き合ってみてはいかがでしょうか。
その夢は、本当の想いなのか?
叶える勇気と覚悟があるのか?
こう心に問いかけて、「イエス」であるならば、少しずつでも行動してみましょう。
そして、行動する姿を親に見せましょう。
エゴや見栄などではなく、あなたの心の底からのピュアな夢は、本来あなたの周りの人たちも幸せにできるだけのエネルギーがあります。
最初は、自信のなさがあるかもしれません。
しかし、小さな実践を繰り返し、実践を積み重ねていくことで、確実に自分への信頼も高まります。
本当の夢を叶えるというのは、これまでに経験したことがない未知のこと。
ですから、不安になることは自然ですし、勇気もいります。
それでも、叶えると決めたなら、あなたは必ずそれを達成できます。
そんなあなたの姿を見た親も周りの人たちも、きっと心が強く動かされるはずです。
参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。