手のひらを押したり揉んだり。
気持ち良いですよね^^
触れることがもたらす心へのメリットをよく紹介されています。
身近な人を癒したい、介護や福祉の現場で取り入れたいなど考える人も少なくありません。
ですが、気になるのは資格なしでハンドマッサージを他者に行っても良いのかということではないでしょうか?
結論から言うと、
「マッサージ」
は無資格ではしてはいけません。
では、何もできないのか?というと、そんなこともありません。
今日はその辺りをご紹介したいと思います。
ハンドマッサージを資格なしで行うとどうなる?必要な資格は?
身近な人を癒したり、介護や福祉の場でハンドマッサージを取り入れてみたいと思う人は結構いらっしゃるようです。
そう思うきっかけはいろいろ。
例えば私なら、看護の仕事の中でご高齢の患者様の手に触れて擦ったりすると、すごく喜ばれたという経験があります。
また、自身の祖母とのコミュニケーションの中で、手を握ったりすると、温かい気持ちになれたり。
相手との関係性にもよりますが、「触れる=タッチ」という方法は、たくさんのメリットがあるとされていますね。
また、リラクゼーションのお店などで身体のマッサージを受けて心地良かった体験もあります。
そのような体験から、私も人にマッサージできるようになりたいなぁと思ったことがありました。
特に手の場合、服を脱いだりする必要もなく座って手軽にできそうですね。
それに手くらいなら、そんな体への大きな影響もないだろうと思うかもしれません。
ですが、実はマッサージ、安易にしては違法になってしまうんです。
私たちは日常の中でも気軽に「マッサージ」という言葉を使っているかもしれません。
しかし、マッサージができるのは「医師」と「あん摩マツサージ指圧師」の国家資格をもつ人だけなのです。
ところが、街を見渡すと、時々「マッサージ」という言葉を遣ったお店を見かけますよね。
あれば良いのでしょうか?
もちろん、上記の国家資格を持つ人がしているならばOKです。
ですが、それ以外に人が行なう場合は基本的には駄目です。
では、特定の国家資格をもっていなければ、何もできないということなのでしょうか。
その辺りを次でみていきましょう。
ハンドマッサージは特定の国家資格なしではできません。でも・・・
先ほどから述べているように、「マッサージ」としては、医師あるいはあん摩マツサージ指圧師の国家資格をもたない人が行なうことはできません。
ですが、私はアロマをブレンドした植物オイルを用いて、マッサージに似たサービスをご提供しています。
病院でのボランティアもしていますし、イベントでブースを出展したこともあります。
他にも、同様にされている方はたくさんいます。
何もご存知ない方には、区別がよくわからないかもしれないですね。
私が行なっているのは、「マッサージ」ではなく「リラクゼーション」にあたり、「アロマトリートメント」と記しています。
それでは一体何が違うのでしょうか。
簡単に言うと、マッサージは有国家資格者による医療・治療行為であるということ。
そして、リラクゼーションは、心身を癒しゆるめる方法であり、必ずしも資格は不要です。
他にも類似するものには、「カイロプラクティック」「整体」「リフレクソロジー」などがあります。
実際のところ、法的にはマッサージとそれ以外の類似する方法との明確な区分わけはされていない状態ではあります。
とは言え、人の体にある一定以上の圧をかけて触れるということは、何かしらの影響を及ぼす可能性があるということだけはしっかり理解しておく必要があります。
手くらいなら大丈夫かなと思う人もいるかもしれません。
ですが、それは安易な考えになります。
例えば妊婦さん。
子宮の収縮を促すツボも手にはありますから、注意が必要です。
また、ご高齢の方や持病をお持ちの方の中には、皮膚がデリケートな状態になっている人もいます。
その他、もしアロマの香りを使って行う場合にも、その作用と相手の状態をよく理解しておかなければ、後で大変なことになる場合も・・・。
なので、もし癒しやコミュニケーションの目的でハンドケアを行いたいという場合でも、安全に行うための知識は必須です。
終わりに
ハンドマッサージを資格なしで行えるかについて以下にまとめますと・・・
・医療行為としての「マッサージ」は医師とあん摩マツサージ指圧師の国家資格をもつ人しか行えない
・癒しやコミュニケーション目的であれば、必ずしも資格が必要なわけではない
・身体にアプローチするわけなので安全にできるだけの知識は重要
以上となります。
ところで私が行なうアロマトリートメントにおけるトリートメントの目的は、
「精油を身体に浸透させること」
「タッチングによる効果」
が主であり、手のひらを密着させゆったりとてなでさする動きが基本となります。
言葉を使わないコミュニケーションの1つでもありますね。
大がかりな準備を必要としない手へのアプローチはさまざまな場面で導入しやすい方法です。
優しい香りとソフトなタッチで気持ちがほぐれ、お話が弾み出すということはよく経験しています。
香りがなくても、優しく手にタッチするアプローチは優しい気持ちになれたり、リラックスして辛い症状が少し軽くなったと感じることも。
なので、注意点を守りつつ、ハンドケアやハンドセラピーを取り入れるのは私個人としてはおすすめだと考えています。
まずはご家族など身近な方とのコミュニケーションの1つとして取り入れてみると良いかもしれないですね。
もしアロマも取り入れてみたいという場合には、学習から資格取得までオンラインで完了する講座なんていかがでしょうか?
ハンドリフレクソロジーのやり方も学べますヨ(^^)
最後まで読んでいただきありがとうございました。