大切なあの子が旅立ってしまい、たまらなくさみしい・・・
あの子の代わりなんていない。
あの時、こうしていればあの子は助かったのでは?
良かれと思ってやってたけど、つらい思いばかりさせたかも・・・
もう触れることができない・・・
大切なペットさんが天に旅立つというのは、本当につらいものです。
関わりを振り返っては後悔したり、もう触れることができないさみしさなど、さまざまな感情がわいてきますよね。
ペットさんとのお別れがあまりにつらく苦しく、「もう2度と動物は飼わない」と、心に決める人もいるでしょう。
反対に、「新しい子を迎えたい」と思う人も、結構いらっしゃるようです。
実際、私の周りにも、最愛のペットさんが旅立ち、その後新しい子を迎えている人は少なくありません。
一方で、新しいペットさんを迎えることを躊躇う人も、いらっしゃるのではないでしょうか。
旅立ったペットさんへの罪悪感であったり、また同じようなつらい思いをすることへの不安であったり。
私も、愛犬が旅立った後、次の子を迎えることに少し躊躇いの気持ちは出ました。
ですが、2度迎えています。
そして、迎えて本当に良かったと、心から思います。
この記事では、ペットロスで新しい子を迎えたいけれど罪悪感がある人に向けて、
「新しい子を迎えることに罪悪感をもつ必要がない理由」
を、自身の体験も踏まえてお話したいと思います。
新しい子を迎えることに罪悪感を抱く必要がない理由
大切なペットさんが旅立った後、新たにペットさんを迎え入れたい気持ちが出てくる人は少なくないと思います。
一方で、旅立ったペットさんがかわいそう、申し訳ないなど、罪悪感を抱く人もいらっしゃると思います。周りの反応が気になる人もいらっしゃるかもしれませんね。
ですが、新しい子を迎えることに罪悪感を抱いたり、周りの反応を気にする必要はありません。
理由は、大きく3つあります。
1、ペットさんは、あなたのしあわせを願っている
生前のペットがさみしがり屋さんだったりすると、新しい子を迎えて嫌じゃないかななど思うかもしれません。
ですが、ペットさんは、あなたのしあわせを願っているはずです。
こんな話を聞いたことがあります。
ペットさんは、自分の旅立ちを悟ると、ある準備を始めると。
それは、自分が旅立った後も、飼い主がしあわせに生きていけるための贈り物の準備です。
贈り物は、新しいペットさんとの出逢いかもしれないし、人とのご縁かもしれません。
あるいは、重要な気づきや学びだったり、夢を叶える大きなチャンスだったり。
いずれにしても、光の存在となったペットさんは、愛そのもの。
姿は見えなくても、全力で応援してくれているはずです。
それに考えてみてください。
もしも、あなたとペットさんが逆の立場だったとしたらどうでしょう。
大切なペットさんが、毎日悲しんで過ごすことを想像してうれしいですか?
きっと、ペットさんを大切にしてくれる人に迎え入れてもらい、しあわせに過ごしてほしいと思うのではないでしょうか。
2、旅立ったペットさんとのつながりが消えることはない
新しい子を迎えたら、旅立ったペットさんのことを徐々に忘れてしまうかもしれない。
そんな不安を抱く人もいるかもしれませんが、新しい子を迎えても、旅立ったペットさんを忘れることはないと思います。
もしかしたら、世の中には、簡単に忘れてしまう人もいるかもしれません。
ですが、検索してこの記事を読むほど悩んでいるあなたが、旅立ったペットさんを忘れることはまずないと、私は思うのです。
あなたにとって本当にかけがえのない、大切なペットさんだったはずです。
そんなかけがえのない存在、思い出は、そう簡単に消えてしまうようなものではないのです。
私は、現在いる愛犬を含め、これまで4匹のわんちゃんと暮らしてきました。
1匹は、この記事を書く数か月に亡くなったばかりですが、最初の2匹が旅立ってからは約17年経ちます。
ですが、いまだに記憶は鮮明ですし、家族の会話でもしょっちゅう思い出話が上がります。
それに、なんとなく3匹と、深い部分でつながっているのも感じます。
私のピンチの時には、なんらかのメッセージをくれたりもします。
大切なペットさんとのつながりは、少々のことで切れるほど弱いものではないのです。
むしろ、新たにペットさんを迎えると、その子との関わりを通して前の子を思い出したりすることも増えると思いますよ。
3、必要なご縁を見逃さないで!
私たちの魂は、生まれてくる前に、誰と出逢い何を学ぶか、何をこの人生で達成するか、全部決めてくると言われています。
今目の前にいる人、一緒に暮らしている人、友人、知人、すれ違う人、ご近所様など、関わりをもつ全ての人は、ご縁のある人だということです。
そして、それは動物も同じ。
特に、一緒に暮らすペットさんとは、過去世から何度も出逢い、ともに成長することを約束してきている存在です。
もちろん、これは証明のしようがありません。
それでも私は、これまでともに暮らした愛犬たちはみな、出逢うことを約束してきたと強く感じています。
そして、どの子がどの段階で、何を学ばせようとしてくれていたのかも、今はわかります。
あなたも、これから出逢うご縁の動物さんがいるかもしれません。
もし、あなたが新しい子を迎えたいと望む気持ちがあるとすれば、一緒に過ごす未来が存在しているということです。
それはもしかしたら、かつて一緒に暮らした大切なあの子の魂かもしれません。
あるいは、大切なあの子と大元が同じ魂の子。
大切なあの子がつないでくれたご縁かも・・・
だとすれば、周りの反応を気にしたり、罪悪感により、必要なご縁を迎えるチャンスを閉ざしてしまうのはとても残念なことではないでしょうか。
ペットロスで新しい子を迎えるタイミングは?
続いて、新しい子を迎えるタイミングについて、お話したいと思います。
これはシンプルに、自然の流れにお任せするのが良いと、私は思います。
お迎えしたいと感じたタイミング、お迎えしたい子に出逢ったタイミングなどですね。
私は、子どもの頃から16年半同時に2匹の愛犬と暮らしました。
そして、その愛犬たちが同年に順番に天に旅立ち、その後約5か月で3匹目の愛犬をお迎えしています。
先代2匹が旅立った時、本当につらくて、正直仕事どころではありませんでした。
毎日一人になるたびに泣き続け、もう触れることができない事実と向き合い、日ごとに不安定に変わる自分の感情に寄り添い続けました。
そして、だんだん落ち着いて気持ちが穏やかになりつつある頃、3匹目の愛犬とのご縁がつながったのです。
本当に不思議な流れで、先代2匹のうちの1匹のエネルギーを感じ、あの子からの贈り物なのだと思いました。
贈り物というか、生まれ変わり、あるいは大元が同じ魂ではと感じています。
この話は長くなるので、また別の機会に書きたいと思います。
そして、一緒に暮らした16年半後、3匹目の愛犬も天へ旅立ちました。
もう姿を見ることができない、触れられないということは本当にさみしく、涙が何度も溢れました。
ただ、私は先代2匹の愛犬と、今でもつながりを感じています。
ですから、3匹目の愛犬とも、きっとずっとつながり続けることができると信じていました。
それに、必要なご縁というのも間違いなくあるし、大切な愛犬たちと深くつながっている魂とのご縁がまたやってくると、直感的に感じていました。
そのため、当然のように、次の子を迎えるつもりでいました。
まだ見ぬ4匹目の愛犬を迎えているイメージも自然と浮かびましたし、それが自然の流れだと思っていました。
また、スムーズにその子に出逢えるよう、天に旅立った3匹の愛犬たちにお願いもしていました。
そして、しばらく経ったある日、今一緒に暮らす愛犬とのご縁がつながったのでした。
その子は、最初の先代2匹のうちのもう1匹の子のエネルギーを感じるわんちゃんでした。
この話をすると長くなるので、この辺で終わります。
とにかく、ご縁にはタイミングというものがあると思うです。
出逢ったペットさんとのご縁は本当に奇跡。
この世にはたくさんの人や動物がいる中で、一生に出逢う人や動物、ましてや深い関わりをもつ人や動物はほんの一握りで奇跡的な確率です。
本当に、ご縁としか言いようがありません。
少しタイミングがずれていたら、スムーズにご縁がつながらなかった可能性だってあります。
そんな大切なご縁を逃さないためには、気持ちに素直でいることがとても重要だと思います。
もちろん、責任もってお世話できる環境、状況を整えることは前提だとは思います。
ですが、もう既にペットさんと暮らしたご経験のあるあなたなら、そのことは十分理解されていることでしょう。
その上で、もしお迎えしたいと思うなら、そのお気持ちは大切になさってほしいと思います。
終わりに
大切なペットさんが旅立つことは、本当につらくさみしいものですね。
つらい、さみしいなんて言葉では言い表すことができないほどの気持ちになります。
中には、その気持ちを抱えきれず、ペットロスが長引いたり、重くなってしまう人もいるでしょう。
ペットロスから回復しても、もう2度と同じような辛さは体験したくないと、次の子は迎えないと決める人がいるのも無理はありません。
ペットさんとの暮らしがものすごく大変で悩みでいっぱいだったから、もう飼わないと決める人もいるかもしれません。
ですが、大変だけど、それ以上のしあわせな気持ちになれること、気づきや学びのチャンスをたくさん与えてくれていたペットさんとの暮らしを知っているからこそ、またお迎えしたいと思う人もいらっしゃるでしょう。
大切なペットさんの生まれ変わりを信じて待つ人も、きっといらっしゃると思います。
そのいずれも間違いはなく、素直なお気持ちだと思います。
ペットさんのお世話を責任もって行える環境が整っているならば、どのタイミングでも、お迎えしていいと思います。
最後までお読みくださりありがとうございます。
あなたさまの気づきにつながれば幸いです。