優しくて癒さされるアロマの香り!
良いですよね~。
でも、あまり香りがわからないとか、香りが持続しなくて残念に思われている人も多いのでは?
アロマディフューザー(香りを拡散する専用の器具)を用いると、ある程度持続的に香りが放たれます。
ですが、アロマスプレーや、浴槽のお湯に精油を垂らしても(何かで希釈して)、香りを楽しめるのはほんの最初だけではありませんか?
できればせっかくの良い香り、もっと長く楽しみたいですよね。
そんなあなたに、
「アロマの香りを持続させ長く楽しむコツ」
をご紹介したいと思います。
アロマオイルの香りが持続しないのは仕方がない?
恐らく、香りが持続しないと悩まれているあなたは、比較的アロマ初心者さんではありませんか?
なので、ちょっと基本的な情報から・・・
そもそもアロマテラピーで使用する精油って、揮発性なんですよね。
つまりすぐに空気中に蒸発してしまうということです。
なので、どうしても香りが持続しづらいのはある意味仕方のないことでもあります。
また、各精油で揮発の速度には違いがあり、これを「香りのノート」と呼びます。
精油はいくつのも香り成分が集まったものなのですが、分子量の違いで揮発性が高い低いの違いがあるのですね。
この香りのノートには、「トップ」「ミドル」「ベース」があり、最も揮発が速いのがトップノートになります。
トップノートは香りのインパクトが強く、持続は10分~30分程度とかなり短め。
続いてミドルノート、ベースノートと香りが立ち上がります。
ちなみに、一般的に知られていて手に入りやす精油は、トップあるいはミドルノートのものが多い印象です。
例えば、オレンジやレモンといった柑橘などの実、テイートリー、ローズマリー、ペパーミント、ユーカリなどの葉からとれる精油はトップである場合が多いです。
また、ラベンダーやゼラニウムなどもよく知られていますが、これらはミドルですね。
お花からとれる精油はミドルが多いです。
そして、初心者の多くの方は、最初はそれらの精油を単独あるいは2種類程度までのブレンドで使用される場合が多いかと思います。
ですので、香りが飛んでしまうのが速いと感じる場合が多いのではないでしょうか。
アロマの香りを強く長く感じたい?でもこれはやめておこう!
アロマの香りがあまり感じられないとか、持続しないなと思うと、ついついしてしまいがちなのが、精油の量を増やして使うということではないでしょうか。
私も、自己責任だからとついて滴数をかなり増やしてアロマをしていた時がありました。
今思えば大変もったいないですし、怖いです。
なぜなら、精油は一滴がかなり濃厚だからです。
例えば、ローズ・オットーの精油。
かなり高価ですよね。
それもそのはず。
あの一滴はなんとバラの花100個分なんだとか!(参考文献:「人生を変える奇跡のアロマ教室」より)
花びら100枚ではなく、「花」が100個分で、たった1滴しかとれないんです。
つまり、あの1滴にはバラの花100個分の芳香成分がぎゅぎゅっと濃縮されているということなんですね。
その成分1つ1つには心や体に作用する薬理作用があるわけです。
どうですか?
そう考えると、香りが感じられないからと簡単に滴数を増やすのは、考えものですよね。
また、精油の香りは間近で嗅ぐより、少し離れたところでの方が感じやすい場合も多いです。
それに、使用している本人はずっと香りを嗅いでいると慣れてきますよね。
なので、案外周りにはものすごく香りが漂ってるということも。
それが人によってはきつく感じたり、苦手な香りに感じる場合もあるので、精油の量には注意が必要だと思います。
アロマの香りを長く楽しみたい!ならば知っておきたいマメ知識
上記で「香りのノート」というのが出てきたと思います。
この、香りのノートのことを少し知っておくと、香りを長く持続させる精油の使い方ができます。
一般的によく知られていて、手に入りやすい精油の多くは、トップあるいはミドルのものが多いです。
そして、アロマの初心者さんは、気に入った精油を単独あるいは多くても2つ程度のブレンドで使用されることが多いかなと思うんです。
ですが、トップの精油を単体で使用すると、香りの持続はかなり短いんです。
そこでおすすめなのが、「ベース」の精油をほんの少し混ぜてみるという方法。
「ベース」の精油には、サンダルウッド、シダーウッド、ミルラ、フランキンセンスなど木からとれるものが多いです。
名前くらいは聞かれたことがあるかもしれませんが、どんな精油かなというのはご存知ない方も多いかもしれません。
また、高価ですし、初心者の方はあまり最初に選択する精油ではないかと思います。
しかし、これらベースの精油を1つでも持っておくと、とっても役に立つんです。
というのも、ベースの精油は香りの揮発は遅くて、大体2時間から半日程度香りが持続するんですね。
長いと2~3日でも残ることも。
ですので、このベースの精油がブレンドに入ると香りのもちがよくなるんです。
でも、好きな精油の香りにベースの精油を混ぜたら、香りが変わってしまうのではと心配な方もいらっしゃるかもしれませんね。
確かに、別の香りが加わるわけなので、少し香りの印象は単体で使用する時とは変わります。
ですが、香りがぐっと引き締まったり、まとまったり、なんとも言えず魅力的な香りのハーモニーが生まれることもあるんです!
また、木の香りと言えば、グラウンディング。
地に足がつかずふわふわ安定しないような時、木からとれる精油はまるで地に根が根付くように、心をずっしりおろして安定させてくれます。
基本的にずっしり重くて濃厚な香りが多いので、使用量はごく少量で十分。
なので、最初は試しに少量入りで購入すると良いですね^^
私は、キャリアオイルに精油を2%以下でブレンドしてトリートメントオイルをつくって、お腹とか胸のあたりにちょっと磨り込んだりします。
すると、体温で精油が温まり、香りを感じやすくなるんです。
また、時間が経っても、時々動作に伴い香りがふわっと感じられるのもまた心地良くて大好きです^^
終わりに
いかがでしたか?
アロマの香りって本当に奥が深いですよね^^
この記事では、アロマの香りをよりしっかりと、また長く持続させるコツについてご紹介しました。
まとめとしては、
・香りの保留剤になる「ベース」の精油をほんの少しブレンドする
・植物油に精油をまぜて香油として使ってみる
以上の内容になります。
良かったら参考にしてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。