「家計簿つけても続かない・・・」
そう悩む方、結構いらっしゃるようですね(^^;)
私は独身ですが、将来のことも考え、お金の管理をきちんとできるようにしておきたいと思って家計簿を始めました。
それが、約5年くらい前でしょうか。
ところが、全然続かないんですよね。
あの手この手と方法を変えますが、最初はやる気満々です。
ところが、気づいたらやめてるんです。
でもそんな私が今は家計簿は、歯磨きより自然な習慣になっています。
それはやはり、
・確かなメリットを感じているから
・無理なく自然にできているから
この2つがあるからなのです。
でも、ここまでくるまでには時間がかかりました。
マネーセミナーに行ったり、たくさんお金の本を読んだり・・・
でも、この記事を読まれているあなたには、ぜひ最短で家計簿のメリットを感じられるようになってほしい!
そう思い、私の体験も踏まえ、
「家計簿が続かない理由と楽しくメリットを感じながら続けるコツ」
をご紹介したいと思います。
家計簿が続かないのは肝心なあれが抜けていたから!
私が家計簿をつけ始めたのは、今から約5年前、
独身でしたが、老後のことを考え貯金をしたくて家計簿に挑戦しました。
ところが、貯金は増えないし苦痛なだけで、結局続けられなかったのです。
具体的には以下のような悩みがありました。
・お金にがんじがらめな気持ちになる。
・いろいろ試したが続かない。
・細かい分類に悩む
(プリペイドなどにチャージしたら記録するのか、旅行中の食事は旅行代になるのか、外食費になるのか)
・ストレスばかりでメリットを感じない。
・気づいたらレシートがたまっていて処理しきれない。
・レシートが出ない出費の場合にどうするか(自動販売機や電車など)
・完璧にできなくてやる気が失せた。
当時は、自分だからできないのかと思いました。
ところが、周りにも家計簿が続かないという人は結構いたのです。
そして、家計簿が続かないという人の話を聞いてみると、ある共通点が見えてきました。
それは、家計簿をつけることそのものが目的となってしまっているということ。
そもそも、家計簿とはなんのためにつけるのでしょうか?
家計簿の最大の目的は、
「お金の流れを知ること」
なのですよね。
お金がどこにどんな比率で使われているのかを把握するということです。
私が愛読している「誰も教えてくれないお金の話」という本の中で、監修者で日本ファイナンシャルアカデミー代表の泉正人さんは、こう述べています。
私はお金について考える時、「お金を稼ぐ力」と「管理する力」をわけて考えるようにしています。つまり、「毎月入ってくる収入」のみ考えるのではなく、「毎月手元にどれだけ残せるか」という考え方も同時に行うということです。
引用:「誰も教えてくれないお金の話(うだひろえ、監修・泉正人)」P17泉正人のお金を学ぶ
これは実に単純な話だと思います。
そして、まず必要なのが、現時点でのお金の流れがどうなっているのかを知るということではないでしょうか。
そこで役立つのが家計簿ということになります。
しかし、家計簿をつけることの本来の目的から意識がそれてしまっている。
本当は、自分の(あるいは家庭の)お金の流れがわかれば良いだけなのですが、細かい枝葉に意識がそれてしまっているのですね。
なので、家計簿がすごく難しく感じてしまい、メリットがわからず、ただ苦痛ということになっていたのだと思います。
そういう人、恐らく少なくないと思いますが、あなたはいかがでしょうか?
ちなみに、上記引用元の本は、著者のうだひろえさんがご自身の体験をベースにお金のしくみを学んでいく様子がマンガでわかりやすく描かれています。
お金のことが全然わからない人におすすめの1冊です^^
特に、自営の人におすすめですね。
著者が自営なので、経費の管理や収支の管理、収入をどう増やすかなどにも触れています。
保険の考え方や、もしもの備えなども、わかりやすくポイントを押さえて必要なことだけ紹介されています。
家計簿はつけるものじゃなくて活かすもの。ポイントはここ!
上記で、家計簿の目的はお金の流れを把握することと書きました。
そして、家計簿が続かない理由は、その本来の目的がごそっと意識から抜け落ちているためだと述べました。
本来の目的から意識がそれ、家計簿をつけることが目的になっているわけです。
だとすれば、楽しくもなんともありませんよね。
ただひたすら数字を細かく書き出すだけなんて・・・
そういうのが好きで楽しい人もいるかもしれません。
でも、貴重な毎日の中で時間を割いて、何のメリットも感じずただ数字とにらめっこするだけでは、それは続かないのも無理はないと思うのです。
そこで、重要なポイントがあります。
それは・・・
細かいことは気にしないと割り切ること。
私もそうでしたが、家計簿をつける時、すごく難しく考えていました。
家計簿専用のノートなどを購入すると、項目がいくつか書かれていたります。
それで、どこにどれを書くのかとか、数字が合う合わないとか、細かいことが気になるんですね。
ですが、はっきり言ってそんな細かい話はどうでも良いのです。
なぜなら、別に人に見せるものではないから。
別に正解とかないし、自分の(家庭の)お金がどこにどんな比率で使われているのかがわかりさえすれば言いわけです。
それさえわかれば、ざっくりで良いんです。
ということがようやくわかりました。
私は家計簿をこうつけて、こう活かしています!
家計簿はただつけるだけではなく、実際のお金の管理に活かしてこそ意味があります。
そのためには、できるだけめんどくさいことは省き、シンプルかつわかりやすいことが重要。
そして、人に見てもらうわけではないので、自分がわかれば良しとすることも大事だとわかりました。
最初のうちは、家計簿の本質的な部分がよくわからず、市販の家計簿を買って項目を埋めていました。
しかし、1つのお店でいろんなものを買いますよね。
なので、レシートにはさまざまな項目のものが記載されます。
日用品と食品とか。
そういう細かい分類がめんどくさかったですね。
また、最初はレシートに印字されている数字を細かく書いていたんです。
ですが、こんなこと毎日やってられません。
そのうちめんどくさくなって、どんどんレシートがたまるという状況でした。
なので、この方法はすぐ中止することに。
次にしたのは、ひたすらレシートを家計簿に貼り、月の終わりだけ項目別に集計する方法。
こfれは毎日しなくて良いので、幾分楽でした。
しかし、レシートを貼るだけでもめんどくさい・・・
月の終わりにまとめて計算と思っても、月の終わりが忙しいと、翌月始めにやったり、翌月の終わりに2月分やったり・・・
こうしてだんだんたまってしまい、やっぱり終了。
そんなこんなで数か月、半年、一年と経ち、結局何の成果もないまま時間だけが無駄に過ぎてしまいました。
でもこれじいけないと思ってやり出したのが、大まかにざっくり項目をつくり、テイッシュの箱の中に項目分のしきりをつくって、それぞれレシートや領収書を放り込むという方法。
領収書が出ない物もありますよね。
そういうものは付箋にざっくり金額をメモして、放り込むという感じです。
また、1つのレシートに、いろんな項目が混ざっていることもありますよね。
その場合、一番割合の大きい項目に合わせて放り込みます。
こうすると、ぱっと見てどの項目の買い物が多いかがわかります。
なので、時々レシートが増えているところがあれば、その項目のレシートに目を通します。
ここで重要なのが、何を買ったかとか金額を見るだけではないということ。
どうしてそれを買ったのかなど、心理を振り返るんです。
すると、案外必要ではないのに買っていたなぁとか、自分が買い物をする時の傾向なんかが見えてくるんです。
気づいたことは、何かに記録しておくと良いですよね。
そうすれば、ひと月、ふた月と進むにつれてどんな変化があるかもわかります。
こういった気づきがあると、その後物を買う時に、一旦立ち止まるということができます。
そして、本当に必要なものだけを必要な分だけ買うという習慣に変わっていくので、無駄な買い物が減るんです。
私の場合は、お金がどれだけどこに流れているのかとか、買い物の傾向や心理のパターンをチェックする手段としてレシートを貯めています。
なので、1月分が終われば捨てます。
別に置いとく理由も私にはないので・・・
これはあくまで私にとってやりやすかった方法です。
なので、あなたにとってやりやすいかというと、わかりません。
ただ、家計簿の目的と活用の考え方として参考になればと思うのです。
簡単、かつ変化がわかると、家計簿をつけることが苦ではなくなるはず。
あと、もう1つ大切なのが、
「お金の流れを知り、手元にお金が残せたらそれをどんな風に使いたいのかなど、先の目標をもっておく」
ということです。
これはかなりモチベーションにつながりました。
あれがほしい!だからこれだけのお金が必要!
現在のお金の使い方であれば、ここが削減できるはず。
だとすれば、月々これくらいは貯められそう。
なら何月にはあれが買える!
買えたらこんな風に使いたい!
こんな感じにイメージを膨らませていくと、やる気もすごく出るんです。
そして、こうして貯めたお金で買ったものは、なんだか特別な気持ちにもなって、大切に思えてきます。
私はこんな感じで家計簿をつけて、活かしています。
また、家計簿の便利なアプリがたくさんあります。
私も1年くらい前からは、アプリでの管理に変えていますが、これもまた便利なんですよ。
しかも、簡単な作業だけで、ポイントまで貯まっちゃう!
ちょっとじゃなくて、結構サクサク貯まるので、楽しみが倍増なんです。
アプリについては別の記事でご紹介したいと思います^^
まとめ
いかがでしょうか?
家計簿は、目的がわからずただつけるだけでは意味をもちません。
きちんとできなくても良いし、きれいじゃなくても良い。
大事なのは、自分の(家庭の)お金の流れを把握して、お金の管理に活かしていけることなんですよね。
その当たりの大事な部分を押さえつつ、あなたにとってやりやすい方法が見つかると良いですね!