「あの人は、優しい兄弟がいるから相談できてうらやましい」
「あの人は家庭も仕事も上手くいっていて、きっと悩みなんてないんだろうな・・・」
「あの人は才能があるからうらやましい」
「あの人はいつも良い服着てる。きっとお金が有り余っているんだろうな・・・」
などなど、いつも人と比べてはうらやましがっている人、いますよね。
こういう私も、口には出さないものの、結構心の中では人と比較していました。
そして、自分が一番不幸で、悩みのない人がうらやましいなんて思っていたのですね。
ですが、今思えば当時の自分がちょっと恥ずかしくなります(^-^;
だって、結局は自分の現状を、何かが足りないせいだとか、置かれている環境や周りのせいにしていただけなのですから・・・
人は人、自分は自分であって、どうあがいてももがいても、自分は他人にはなれない。
それに、人それぞれ幸せと感じることも、大切にしたことも、考え方も価値観も全部違うのです。
だとすれば、人と比べることになんの意味があるでしょうか?
私は長い期間かかって、自分自身を見つめなおすことで、ようやくそのことに気が付けました。
でも、この記事を読んでいるあなたは、ご自身が人と比べる癖があって、それをなおしたいと思って読んで下さっているのですよね^^
それならあなたは、すごくラッキー!
だって、人と比べることにメリットがないことに、既に気が付いているわけなのですから。
気が付いているか、気が付いていないかで、スタートラインは全然違います。
この記事があなたのヒントになれば幸いです。
自分を知って受け入れると人と比べる癖はあっさりなくなる
人と比べてしまうというのは、簡潔に言うと、自分のことがわかっていなくて、自分に自信がないからです。
「自分はどうなりたいのか」
「自分はどう生きたいのか」
これがよくわかっていると、たとえどんな状況にあろうとも、自分の人生だけをみつめることができるようになります。
世間一般的には、結婚していないと幸せではないとか、お金がないと幸せではないとか、いろいろな意見があるかもしれません。
ですが、それはあくまでそれぞれの人が、自分の価値観や考え方で言っていること。
なので、それらが幸せの絶対条件ではないのです。
大事なのは、あなたがどうなのか。
「自分はどうなのか」「自分はどう生きたいのか」など、自分自身のことがわかっていないと、恐らく立場がどうかわっても、人と比較することはなくならないでしょう。
もし、「一人っ子であるがため自分は困っている。だから兄弟のいるあの人がうらやましい」など思っていたとします。
ですが、立場が変わって兄弟がいた場合にも、「あの人は一人っ子で自由でいいな」みたいなことを思うかもしれません。
どんな立場でも、プラスの面とマイナスに思える面というのはあります。
ですが、自分のことがちゃんとわかっていると、むやみに人と比べてうらやむということは自然となくなるのです。
人と比べることがなくなると心がとっても楽になる
人と比べることがなく、自分の人生だけを見つめることができるようになると、非常に心が楽になります。
周りの人がどうであれ、自分はこうであると思えるので、振り回されることがかなり減るんですね。
私も、多少は人と比べてしまうことはありますが、それでもすぐに切り替えられるようになったので、かなり楽です。
人と比べる癖をなくすためには、先ほども述べたように、「自分はどうなりたいのか」をしっかり理解することがます大切になります。
そして、自分は他の人には決してなれないということを、認識することも大切です。
どうがんばってもどうにもならないことに、いつまでも意識がとられているのは心が疲れるだけでなんのメリットもありません。
そのことを受け入れることで、切り替えがしやすくなります。
そして、今の自分に「あること」「もっているもの」にしっかりと目を向ける。
こうすることで、心が満たされていき、「案外自分も悪くない」と思えるようになります。
感謝の念もわいてくるし、既にあるもの、もっているものをどう生かすかに意識を向けることができるようになります。
そして、今置かれている中で自分に何ができるかを知り、コツコツとやって積み上げていく。
こうすることで、自信にもつながります。
おわりに
人と比較してしまう癖は本当に苦しいです。
どんなに比較しても、他の人にはなれないし、どいしようもないだけでなく、心はどんどん貧しくなるから・・・
でも、比較してしまう癖をなんとかしたいと思えたあなたは、ある意味ラッキー!
自分を見つめなおし、自分の人生を良くしていくきっかけができたのですから。
とにかく大事なのは、「自分はどうなのか」ということをしっかり知ることです。
それには、くりかえし自分との対話を重ねること、それに尽きると私は思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。