あなたは、人との会話の後、自分の発言を後悔することはありますか?
きっと、ご経験ある方は多いと思います。
私も余計なことを言ってしまったと、後に一人で後悔して悶々としてしまうことがよくあります。
「あんなこと言ってしまったけど、どう思ったかな」
「あの時こうしたけど、本当にあれで良かったのかな」
「後でクレームきたらどうしよう」
「あんな風に言ったの、もしかして怒っているかも」
「あの時、こうしていれば良かった」
などと、後になって自分の言動や相手の反応を考え続けてしまうのです。
「いちいちきりないで!」と、自分でつっこみたくなるほど、よく後悔していました。
このようなことが日常茶飯事だとすれば、発言すること自体がこわくなってしまいます。
でも、自分の発言を後悔する癖、そう悪いことでもないのです。
捉え方次第では、自分の強みにも!
この記事では、
・自分発言を後悔する心理
・余計なことを言ってしまった時の対処
・後悔することが劇的に減る方法
についてお話しします。
自分の言ったことを後悔するのにはこんな心理が・・・?
自分の発言を後悔したり不安になるのは、根底に、
「自分に対する評価が気になる」
という心理があると考えています。
相手に嫌われたくない。
できない人間と思われたくない。
嫌な人間と思われたくない。
こういった気持ちがあるのですね。
その他、
「あの一言が、相手を傷つけたかもしれない」
とか
「相手に不快な思いをさせたかもしれない」
など、相手の気持ちを考えての後悔もあるでしょう。
一見すると、自分の発言の相手への影響を心配しているように思えます。
ですが同時に、自分への評価が下がることや信頼を失うこと、嫌われてしまうことを恐れる気持ちも隠されているのです。
また、いつまでも囚われるのは、一度してしまった発言は修正がきかないからということもあるでしょう。
ただ、常に相手や周りの反応を気にしている状態だと、表情や行動にも表れるものです。
「嫌われないように」
「怒られないように」
ということに意識が向き過ぎ、かえって余計な発言をしてしまったり、トラブルを招く行動になり、悪循環に陥るのです。
非常にしんどいですね。
ですが、相手がどう反応するかは、考えてわかることではなく、相手次第です。
つまり、いくら一人で振り返って考えても、どうしようもないということです。
それに、案外自分が気になっているだけで、相手は気にしていない場合も少なくありません。
ですから、後々自分の発言が気になった時は、相手に直接気持ちを話してみるのも1つです。
私はどうしても気になる場合は、可能であれば正直にその気持ちを相手に話すことが多いです。
相手を不快な気持ちや不安な気持ちにさせたかもしれないなど、思い当たることがあるから気になるのだと思います。
ですから、そのことを正直に話してみるのです。
すると、案外相手は全く気にしていないということも多いものです。
つい先日も、ふと思った疑問を相手に伝え、相手の返事を聞いた時に、
「しまった・・・悪いことを聞いてしまった」
と、とても後悔したことがありました。
その時は、なんとなく話題が逸れ、特に相手から何か言われることもなく終わりました。
ですが、私としては後味が悪く、一晩考えてしまいました。
おそらく相手は特に気にしていないのだろうなぁとも思いました。
それでも、私自身がモヤモヤしてずっと考えてしまったので、メールで素直にその気持ちを話し、謝りました。
すると、「いやいや、全然気にしてないですよ!」と、お返事をくださり、ほっとしました。
これまでには、素直に気持ちを伝えたことをきっかけに、話が広がり、相手との距離が縮まることもありました。
相手との理解を深めるチャンスにつながったということです。
自分の発言を気にする癖は見方次第では強みにも!
自分の発言を繰り返し思い返しては後悔して思い悩むことが多いと、しんどいです。
できれば、気にしないで済むようにしたいものですし、極力後悔するようなこと自体減らせると良いですね。
ただ、自分が言ったことを気にする癖は、必ずしも悪いことではないと思うのです。
確かに、自分自身は引きずってしんどいです。
ですが、何気ない一言でも、場合によっては相手を傷つけ不快にさせたり、大きなトラブルを招くことがあるというのもまた事実。
だとすれば、発言内容気にして振り返ることができるのは、ある程度は必要なことではないでしょうか。
前向きに考えてみれば、周りや相手への配慮ができるということでもあるわけです。
それは、大切なことだと思います。
自分の発言による相手への影響を全く気にしないなら、相手への配慮も難しいです。
そもそも、相手の反応に意識を向けられる人は、実際のところ、本当に相手を不快にさせていることはそう多くはないでしょう。
ただ、どんなに配慮できる人でも、後悔するような発言をしてしまうことはあるものです。
人それぞれ考え方も価値観も、経験も状況も違うので、100%相手を不快にさせないことだけを言うのは、難しいのです。
これはもう仕方がありません。
どう反応するかは、相手次第です。
ただ、相手を不快にさせる発言をできるだけ減らすことは可能でしょう。
ところで、後悔するような発言をしてしまう時は、どのような時が多いでしょうか。
私自身を振り返ってみると、
・感情が高ぶっている時
・焦っている時
・調子にのっている時
・イライラしている時
このような時に、発言を失敗することが多いように思います。
落ち着いて発言する余裕がない時です。
あなたの場合はいかがでしょうか?
ですので、気持ちに落ち着きがない時は、発言の前に一呼吸おくようにしています。
そうすると、結果がかなり変わってきます。
「あんなこと言ってしまった・・・」と後悔することが、随分と減るのです。
発言を後悔して思い悩むことが減ると、穏やかな気分でいられることが増えます。
穏やかな気分であれば、落ち着いて話せる時も増えるのです。
悪循環から好循環に変わりますね。
終わりに
自分の言動を後悔するのは、
「自分の発言や行動が、相手や周りに不利益を与えてしまったかもしれない」
と思うからです。
そして、その根底には、
「自分に対する評価が下がることを恐れる」
という心理もあるでしょう。
言ってしまったことは消せないし、修正できません。
ですが、その発言が相手を不快にさせたかどうかは、実際のところ聞いてみない限りわからないものです。
ですから、何か言われた時には、誠実に対応しようという姿勢でいることも1つです。
そして、どうにも気になる場合には、可能であればその思いを相手に話してみるのも1つ。
また、感情的になった時や調子に乗っているような時に余計な発言をしてしまうなど、自分の傾向を知ることも大事です。
自分の傾向を知って対処することで、後悔につながる発言は減るはずです。
そして、くよくよと心を悩ませ、悪循環に陥ることも減るはず!
いかがでしたか?
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。