「高額療養費って、一体いくら戻るんだろう?」
気になりますよね~、やっぱり(^^;)
自分や身近な家族が病気になったりすると、状態や治療そのものの心配はもちろんあると思います。
ですが、正直お金のことも気になるっていう人は少なくないはず。
この秋に母が腹腔鏡下の緊急手術で入院となったのですが、やはりいくらかかるかは気になりました。
もちろん大切な母ですから、手術はしてもらいます。
けれども、両親年金だし、家の修繕費でかなり使ってしまった後です。
自分も出したいけど、金銭的にかつかつ・・・。
ですから、できることなら何か負担を軽くできればありがたいなぁと切に思いました。
そんなことを考えながら入院の説明を聞いていると、病院から案内されたのが「高額療養費制度」の申請。
高額療養費制度というのがあること自体は知っていましたが、急なことでしたし頭が回りませんでした。
なので、病院から声をかけてもらえたのはありがたかったですね。
幸い母は条件が合っていたので申請することができました。
そして、高額療養費を申請した結果・・・
か~な~り、助かったんです(^^;)
なので、この記事では実際の体験をそのままに残したいと思います。
個々の状況により、高額療養費を申請しいくら戻ってくるかは違うと思います。
それでも、少しでも、あなたの参考になれば嬉しいです^^
高額療養費でいくら戻るか期待していなかったけど結果は・・・?!
自分や大切な家族が、緊急に手術や入院が必要になったとか、高額な治療が必要になったなど。
生きているといろいろあるもんですよね・・・
もちろん元気になりたいし、なってもらいたい!
けれども、正直お金の不安があるというケースは少なくないはず。
そこでありがたい公的制度が「高額療養費制度」
高額療養費は聞いたことがあっても、それが実際に必要な状況になければ、詳しくどんなものか知る機会なんて、一般的にはなかなかありませんね。
まず、高額療養費について少し確認してみましょう。
と言っても、全国健康保険協会のサイトから引用して貼り付けただけですけど。汗
高額療養費とは?
重い病気などで病院等に長期入院したり、治療が長引く場合には、医療費の自己負担額が高額となります。そのため家計の負担を軽減できるように、一定の金額(自己負担限度額)を超えた部分が払い戻される高額療養費制度があります。
ただし、保険外併用療養費の差額部分や入院時食事療養費、入院時生活療養費の自己負担額は対象になりません。
被保険者、被扶養者ともに同一月内の医療費の自己負担限度額は、年齢及び所得に応じて次の計算式により算出されます。
また、高額療養費の自己負担限度額に達しない場合であっても、同一月内に同一世帯で21,000 円以上の自己負担が複数あるときは、これらを合算して自己負担限度額を超えた金額が支給されます。(世帯合算)
なお、同一人が同一月内に2つ以上の医療機関にかかり、それぞれの自己負担額が21,000 円以上ある場合も同様です。(70~74歳の方がいる世帯では算定方法が異なります。)
なお、同一世帯で1年間(診療月を含めた直近12か月)に3回以上高額療養費の支給を受けている場合は、4回目からは自己負担限度額が変わります。(多数該当)
要するに、「1か月(同一月内)で決まった上限を超えた分の医療費が戻ってくる」っていう制度ですね^^
ざっくりとはわかっても、いざ自分や家族が使うかもしれないって状況になると、
「申請すると一体いくら戻ってくるんだろう?」
「いつ頃戻ってくるんだろう?」
「申請は複雑なんだろうか?」
など、いろいろ気になることだらけじゃないですか?
私もめっちゃ気になりました。
私の母の場合、全身麻酔&腹腔鏡での手術で、7日間の入院でした。
そして、高額療養費を申請した結果、72,406万(国民健康保険3割負担分)のところが、実際の支払は39,000円で済みました!
半額とまではいかないまでも、期待していたよりはだいぶ差し引いてくれていたのでありがたかったです。
最初、実はあんまり期待していなかったんです。
というのも、入院の際にお部屋の希望について聞かれた時、父が「個室で」って言っちゃったんですね。
確かに、母なら個室が良いっていいそうだけど。
「しんどいし不安だろうしお部屋くらいゆったりと・・・」と思って、私も個室に同意したものの、正直計算しました(^^;)
お部屋代は高額療養費制度では引いてもらえないですもんね。
ところが入院してみると、大部屋だったんです。
どうも個室が空いていなかったみたいです。
他の患者さんのベットとの距離にゆとりもあって、カーテンで仕切りもできたので、母は特に不満はなかったようです^^
10万くらい払わないといけないと思っていたので、かなり助かりました。
高額医療費の申請は難しい?いつ・いくら戻るのかも疑問だらけ!
私は、高額療養費制度の存在そのものは知っていました。
でも、自分事としてではなかったので、あまり詳しくは把握していなかったです。
なので、母が急に手術して入院となった時も、全然頭に浮かんできませんでした。
高額っていうのは、何十万という単位からかなとも思っていましたし。
病院の方から案内してもらえなかったら、わからなかったかもしれないですね。
慌ててますし(^^;)
いくらから申請できるかというのは、世帯収入など条件により違います。
母の場合、60代後半国民健康保険で、こんな用紙を病院さんからもらいました。
両親年金で低所得世帯(住民税非課税等)に当てはまり、オ、35,400円が上限ってことになります。
なので、これを超えた分が戻ってくる計算ですね。
戻ってくると書きましたが、私の母の場合は退院までに申請でき、退院時支払いに間に合いました。
ですから、支払い自体が、上限を超えた分差し引いた金額で済んだんです。
ちなみに、実際支払ったのは、上記にも記載したように39,000。
上限を超えた3,600円は何だろうと思ったけど、食費など医療費扱いじゃない分の料金ですね(^^;)
高額療養費申請から退院時支払いまでの流れはこうだった
高額療養費は、
・医療機関窓口での支払いが自己負担額上限までで済む方法
・一旦窓口で3割の自己負担金を支払って後に払い戻してもらう方法
があり、私の母の場合は前者でした。
退院がもう月の終わりに近い日でしたし、その月内に他に医療機関にかかる可能性も少なかったですし。
高額療養費の申請は、マイナンバー、印鑑、保険証を持参の上、市役所の健康保険の窓口に行きました。
申請には父が行ってくれて、マイナンバーは申請に出向いた父の分も提出したようです。
申請すると、そんなに待たずして「限度額適用認定証」をいただき、翌日に母が入院している病院の窓口に提出しています。
病院の窓口に提出したのは木曜日の14時以降で、退院は翌日金曜の11時でしたが、ちゃんと支払い金額に反映されていました^^
まとめ
予定外の大きな病気やケガで入院治療などが必要になった時、お金のことはやっぱり気になりますよね。
そんな時、高額療養費制度などあると、本当に助かります。
医療費に含まれない分には適用されませんが、それでもあるのとないのとでは全然違いますよね。
この記事の内容をまとめますと、
・高額療養費の申請は、「後での払い戻し」と「窓口の支払いを自己負担上限まで」の方法がある。
・自己負担金額の上限は、個々の健康保険証の種類や年収などで変わる
・高額療養費制度を利用するには、「限度額適用認定証」が必要で、申請は簡単
・高額療養費制度で対応できるのは、医療費のみ(食費やベッド代、保険外治療費などは含まない)
以上になります。
この体験記事が少しでもお役に立てると嬉しいです。