やりたいことがあるけれど、考えてばかりで進まない・・・
あなたは今、このように悩まれているのでしょうか。
ある程度慎重に進める方が良いこともあります。
ですが、考えてばかりでいつまでも前に進まず、時間だけが過ぎていくとしたら、イライラするし焦りますね。
私も、いつも難しく考えてしまいます。
やりたいことや問題解決を進める上での情報収集時間がかかり、いつまでも取り掛かることができません。
そして、気づくと、何も進まないまま一日が終わってしまう、ということもよくありました。
でも、今は、かなり気軽に動けるようになりました。
この記事では、
「考え過ぎてやりたいことをなかなか進めることができなかった私が、気軽に動けるようになった考え方と方法」
をご紹介したいと思います。
考え過ぎて前に進めない理由とは?私の場合はこうでした。
考え過ぎてなかなか進まないという人、結構いらっしゃるようですね。
ですが、どうしてそんなに考えてしまうのでしょうか?
私の場合、振り返ってみると以下のような心理がありました。
1、完璧、正解を求めてしまう。
2、人の反応、評価が気になる。
それぞれもう少し詳しくお話ししますね。
1、完璧、正解を求めてしまう
失敗したくないのです。
失敗したら、投資したお金や時間や労力が無駄になってしまうと思っていました。
ですから、できるだけ良い方法、正解、確かなことを探し求めて、情報の比較検討にいつまでも時間を使ってしまっていました。
実際、良かれと思って進めた方法が成果につながらなかったり、採用した材料や道具などが役に立たない経験もよくあり、「せっかくやったのに・・・」と、お金や時間や労力を無駄にしてしまったと残念に感じることもよくありました。
ですので、そのような思いをなるべくしたくないと考えると、つい完璧を求めて比較検討をいつまでもしてしまうのです。
ですが、いろいろ体験して今思うこと。
それは、
「一見無駄になったと思うことや物も、後々何かにつながることがほとんどだった」
ということです。
その時には失敗だったと思っても、後になって別のことに使えたり、役立つことがとても多いのです。あるいは、豊かさや問題解決につながる学びや気づきになることも多いです。
2、人の反応、評価が気になる
例えば、私の場合、セラピストのお仕事の1つとして、文章を書いたり動画をつくったりします。
読んでくれる人、観てくれる人の心がほっこりしたり、役に立つものにしたいなぁと思いながら取り組むのですが、作業している途中であれこれ気になりだすのです。
細かい部分が気になり、
「しょうもないと思われないかな」
「批判や否定をされたら辛いな」
と考えだしたら、言葉の選択や表現方法など、難しく悩んでしまいます。
そして、考えたりさらなる情報収集をしているうちに、最初の方向性や計画からから離れてしまい、よくわからなくなってしまうのです。
実際、心が痛くなるようなコメントをもらったり、嫌がらせと感じるような匿名でのメッセージが執拗に届いたこともあります。
その時、本当に苦しかったので、どうしても慎重に考えてしまうのです。
ただ、すべての人に好まれ、受け入れられることというのは、まずありません。
テレビで活躍されている芸能の方々を見てもわかりますが、すごく人気があって誰からも好かれるだろうと思うような人でも、必ず否定的な見方、コメントは見つかります。
私は商品をインターネットで購入する時、評価をよくみますが、大抵は肯定的なコメントと否定的なコメントが見つかります。
あるいは、とても評価が高くて、肯定的なコメントばかりの商品を購入してみたら、自分には合わなかったというようなこともよくあるのです。
この世の中、10人いれば10通りの、100人いれば100通りの考え、価値観、経験があります。一見似た状況でも、全く同じということはまずありません。
ですから、すべてに受け入れられ、評価されることを目指すことはできないし、目指す必要もないのです。
考え過ぎて前に進めない状況を今すぐ変える!効果的な方法とは?
ここまでは、考え過ぎて前に進めない理由についてお話しました。
あなたは思い当たることはありましたか?
もし、思い当たることがある場合には、これからご紹介する方法が役立つかもしれません。
これは私の場合ですが、情報収集、情報の比較検討の時間が、とにかく長くなりがちでした。
失敗したくない、評価されたいと望むあまり、よりベストな情報を探し求めます。
また、せっかく作業に取り掛かっても、途中で難しく考え、完璧を求めて修正しながら形にしていこうとします。
そして、最初に想い描いていた方向性や計画からだんだん逸れてしまい、修正すればするほどよくわからない状態になってしまい、行動を止めてしまうのです。
ですが、どれほど情報を取り入れても、頭で考えているだけでは実際のところはわからないものです。また、頭でどんなに考えて物事を進めても、その時点で完璧な計画になることは、あまりありません。
より成果につなげたい、よりベストを目指したいと思うなら、実際にどんどんやってみて検証を重ねるしかないのです。
ですから、私は今は中途半端な案でも、とりあえず一通りやってしまうと決めて行動に取り掛かっています。
途中であれこれ考えないのです。
とりあえず、頭の中にある計画を一通り形にしてみるのです。
途中で気になるところが出てきても、とりあえず一通りやってみます。
ただ、どうしても途中で情報を得たい場合もありますね。
その場合は、何が知りたいのかを明確に意図し、意図したことだけ調べるようにします。
つまり、一旦計画を決めたら、よほどズレた方法・計画でない限り、途中であれこれ考えたり、情報の比較検討をしたりせず、一通りやってみるということです。
一通りやってみて、その上で、必要だと思うところに修正をかけていくようにしています。
途中で考え出すと、正直きりがありません。
また、よりベストな情報を得たいと思って探しても、自分にとってベストかどうかはやってみないとわかりません。
たとえ失敗したり、成果に繋がらなかったり、評価されなくても、その体験自体が次につながる貴重で正確な情報になります。
ですから、どんどんやればやるほど、結局はベストな形にしていく近道なのです。
そう理解してからは、以前よりも、ずっと動きやすくなりました。
この世に絶対の正解はありません。
存在しない完璧を、いくら考えたり、情報を探し続けても、決して見つかることはありません。
よりベストに近づけるためにできること、それは・・・
「どんどんやって体験して検証を積み重ねていくこと」
なのです。
終わりに
考え過ぎて前に進めない理由は、いろいろあると思います。
その上で、完璧を求め過ぎたり、人の評価を気にして考え過ぎる場合には、ぜひ今頭の中にあるその計画を、一旦、「一通りやってみる」と決めて取り掛かってみましょう。
完璧でなくていい、50%程度の状態でも30%の状態でもよいのです。
たいていのことのやり直しは、後からいくらでもできるものです。
とりあえず一通りやってみることを決め、動く。
そして、途中で考えたり、情報の比較検討を始めず、一通りやってみてから修正をかけていく。
こうすることで、これまでよりもずっと、行動が進んでいくはずです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
参考になれば幸いです。