親と同居している方、別々に暮らしている方。
親との関係が良好な方、わだかまりがある方。
親子関係もいろいろな事情があるでしょう。
ただ、どんな関係にせよ、多くの方は「親の老い」に対して何らかの心の反応があるのではないでしょうか?
私は両親とは一緒に暮らしていますが、それでも確実に年を取っていくのを感じています。
ですから、たまにしか会わない人であれば特に、親の老いを強く感じるのではないでしょうか。
誰でも老いていくものとはわかっていることです。
それでもやっぱりいざ親が年を取る姿を目の当たりにすると、なんとも言えない気持ちになりますよね。
悲しいというか、焦りと言うか…
このような場合、一体どのような気持ちで接していけば良いのでしょうか?
この複雑な気持ち、どう対処すれば良いのでしょうか?
このあたりを考えてみたいと思います。
自分の親が老いていくなんて昔は考えなかった・・・
子どもの頃、自分の親が年を取るなんて考えましたか?
私は考えていませんでした。
年配の人を見ても、自分の親が同じようになるとは全然思いもしなかったものです。
(もちろん自分に対してもなのですが・・・)
周りの人に聞いてみると、やっぱり同じように考えていた人は多いですね。
それはなぜなのでしょうか?
自分を振り返ってみると、シンプルに大好きな両親が年老いていくのが悲しいという気持ちがあるとは思います。
年老いていくということは、永遠の別れの時期を意識することでもあるからです。
あとどれくらい一緒に過ごせるのだろう、あと何回会えるのだろう。
自分は親に何をしてあげられただろうか?
あと何をしてあげられるだろうか?
いろいろ考えるわけです。
ケンカすることや、親を疎ましく感じるようなことももちろんありました。
それでもやっぱり親は親。
自分にとっては大きな存在なのです。
この人達がいなければ、自分はこの世に誕生もしなかったでしょうし…
あと、自分が子どもの頃は、両親も今の自分と変わらない年齢でした。
それが今ではこんなに年を取って。
そんな年老いた両親の姿に、未来の自分を重ねて焦る気持ちも正直あるなと思います。
両親が老いるということは、自分も年を取ったということですから。
自分は今納得できる人生を歩んでいるだろうか、年老いた時に、これで良かったと感じられるだろうか。
そういう気持ちも重なっている気がします。
あなたはいかがでしょうか?
親が年を取るのは悲しいけれど後悔しないために今できること
親が年を取ることに対して悲しさや焦りを感じる自分の気持ちを振り返ってみて、後悔しないために何ができるだろうか。
モヤモヤとした後悔が残る時は、やり残したと感じる事がある時です。
そう考えてみたところ、考えついたことはただ1つでした。
それは、「今を大切にする」ということ。
親が年を取るのは悲しいです。
そう感じる気持ちはしっかり味わうことが大切。
目を背けず味わうことで受け入れていけるものです。
そして、目の前にいる親との時間を大切に過ごす。
これにつきるのかなと思います。
例えば、伝えたい気持ちをしっかり伝える。
一緒に過ごせる時間を他事を考えてつぶしてしまわず、しっかり味わう。
今私はこのことを心掛けています。
あと、今回この記事を書くにあたり、周りの人にもいろいろ聴いてみました。
すると、自分と同じように親に対して感じている人は結構多かったです。
話すことで気持ちの共有ができ、それも癒されました。
なので、気持ちを共有できる人がいれば、話してみるのも良いかもしれないですね。
終わりに
親との時間を大切にしても、複雑な気持ちはあるにはあります。
それでも親と笑って過ごしたリ、気持ちを伝え合ったりすることが増えるにつれて、悲しさとか焦りというのは薄らいでいるのがわかります。
それよりも、感謝の気持ちが強くなっている気がします^^
これからも、親ができないことが増えるたび、老いを感じることがあるたびに、いろいろな思いは生じるかもしれません。
それでも、今目の前の親との時間を大切にしていけたら良いなと思います。
同じように感じているあなたの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとございました。