パンダやイルカをはじめ、自然に近い環境で過ごす動物たちの自由でのびのびとした姿や、どうぶつたちとの触れ合いが楽しめるアドベンチャーワールド。
でも、体力的な事情、身体的な事情などにより、車椅子が必要という人もいらっしゃいますよね。
私の母も広い園内を歩くことが難しいという理由で、アドベンチャーワールドに行くことは難しいと思っていました。
ですが、アドベンチャーワールドで車椅子をお借りでき、とっても楽しむことができたんです!
ただ、アドベンチャーワールドで車椅子を利用して安全に楽しむには、いくつかの注意点もありました。
なので、この記事では実際の体験からの気づきをもとに、
「アドベンチャーワールド内を車椅子で安全に楽しむためのポイント」
をここに残したいと思います^^
アドベンチャーワールドでは車椅子を借りたい!注意点は何かある?
車椅子を利用と言っても、その人の状態により少しずつ違いますよね。
私の母の場合は、普段は車椅子は使用していません。
しかし、体力・足腰の問題により、長い距離(約10~25mごとに休憩が必要)の歩行が難しく、広いアドベンチャーワールド内の歩行は、かなり厳しいだろうという感じです。
ですから、アドベンチャーワールドに行くことはあまり考えていませんでした。
ところがある時、公式サイトで車椅子の貸し出しがあることに気づいたのです。
それにより、母をアドベンチャーワールドに連れていける可能性が一気に広がり、ついに連れていくことができました!
私たちがアドベンチャーワールドに行ったのは、2018年10月の平日です。
春夏冬休みや、ゴールデンウイーク、土日、その他連休などはかなり混むようですが、何もない平日は結構空いているそうです。
平日でも午後はそれなりに混んでくるみたいですが、お休みの時期とは比べればなんてことはない人数なんだとか。
ですが、できれば平日の午前中や夕方がより良いみたいですね。
ということで、私たちは開園の10時を目指していきました。
開園時間は、時期によっても少し違うみたいで、公式サイトのカレンダーで確認できます。
駐車場は8時くらいにはもう入れると聞いていたので、早めに・・・行くつもりだったんですけど、道に迷ってしまい、結局着いたのは9時50分だったのですが(^^;)
駐車場に入ると、アドベンチャーワールド園内への出入り口から一番近い場所は、全部車で埋まっていたので、できるだけ近いところを探して停めました。
母は休み休みでしたが、そんなに疲れることなくたどり着けました。汗
園内への出入り口から一番近い駐車スペースまでの距離は、だいたい50mくらいかな?
出入り口からできるだけ近い場所に車を停めるなら、9時くらいには到着しといた方が良かったかなと思いました。
10時の開園目指して来られたお客さんは多いみたいで、出入り口前はかなりの人数がずらりと並んでいました。
チケットは、みなさんもっと早い時間に購入したのか、事前に購入したのでしょうか。
チケット売り場は空いていて、ほとんど待つことなく購入できました。
母は60歳後半なのでセニア料金でした^^
園内への入口は数か所あるので、開園すると割とすぐ中に入れます。
開園時は出入り口にお客さんが集中して多く感じましたが、園内は各方面にお客さんが散らばるので混雑はありませんね。
入口から園内に入るとすぐ右手に車椅子を借りられるところがありました。
ベビーカーはすごくたくさんありますが、ざっと見たところ車椅子は数台です。
なので、やっぱり混雑する時期や時間帯はできるだけ避けた方が良さそうです。
車椅子を借りるには、通常1000円(レンタル料500円+保証金500円)と書かれていました。
サイトには、障害者手帳をお持ちの方は無料だけ書かれていて、私たちは支払いが必要と思っていました。
ところが、母は65歳以上ということでなんと無料でお借りすることができ、ありがたやです。泣
車椅子には名札をつけてくれました。
座面にはクッションも敷いてくれていて、「かなり楽やぁ」と母は喜んでいましたよ。
実は到着時は母、「車椅子に乗るのが」「人の邪魔になる」という理由で、利用しないと言っていたんです。
とは言え、園内はかなり広いです。
やはり帰宅の際には、
「車椅子借りてほんまに良かった。借りてなかったら楽しむどころじゃなかったわ。」
と笑っていました。
アドベンチャーワールド内は車椅子でも楽しめるの?
車椅子が借りられるくらいなので、園内はそれなりの設備になっているのだろうとは思いましたが、ケニア号や食事場所など、車椅子で果たして大丈夫なのだろうかと不安も。
園内は、段差はほとんどないです。
ただ、園内にはわりと長い坂道が1か所あって、正直そこは少々介助する側は体力を使いました。
まず最初に向かったのは、時間限定で公開されるパンダの赤ちゃんとお母さんの良浜がいるブリーディングセンターです。
車椅子に乗った母を押していくと、すぐにスタッフさんが声をかけて誘導してくれました。
他のお客さんたちとのスペースを空けつつ、順番に案内してくれるようです。
時間限定でたくさんのお客さんが順番に観るので、立ち止まらず歩きながら観ます。
そして、いよいよご対面!と、歩きながら横を観ると、1頭のパンダさんが背中をこちらに向けてごろっと転がっていました。
良浜かな?
と思っているうちに、はい終了…
え??
赤ちゃんは?!
観られなかった・・・
写真も撮れなかった・・・
実は、通り道少し傾いていて、車椅子を片手で押せなかったんです。
止まることもできないので、あっという間に対面は終わってしまいました。
ていうか、良(らう)ちゃんの背中しか観られなかった。泣
まあ仕方ありません。
母もよくわからないままだったようで。笑
気を取り直して、次に向かったのはケニア号。
やはり車椅子を押して入口に向かっていくと、すぐにスタッフさんが親切に誘導して下さいました。
乗り場は空いていたのですが、車椅子が乗れるスペースはもう埋まっていました。
母は少しは歩けるので、車椅子から降りて普通のシートに座ることに。
車椅子は、ケニア号の降り口にスタッフさんが置いてくれました。
ケニア号で動物たちの可愛い姿を楽しんだ後は、ちょっと早いですが昼食にしました。
11時間半だったのですが、食事のできるところはどこもがら空きだったので、車椅子移動も問題ありません。
ゆっくり食事することができましたよ。
食事の後は少し触れ合い広場を回り、パンダラブに向かいました。
パンダラブの屋外運動場周りも車椅子を押すには結構ハードな坂になっています。
私たちが観た時は、桃浜がパンダラブの屋外運動場、桜浜と結浜が屋内運動場にいました。
パンダラブは屋内、屋外ともに私たちが行った時間は人が少なくて、じっくり観られました♪
屋外の方は周辺が坂なので、普通の車椅子の場合は移動は少々大変ですね。
どうにか押せますが。
屋内の方は、混雑さえしていなければ、車椅子を移動するスペースはあるので、乗ったままでも楽しめると思います。
車椅子の目の高さよりは、やはり立った方がぎりぎりまで近づけますし、見やすいですね。
なので、うちの母は車椅子を端にとめさせていただいて、自分で歩いて観てもらいました。
手すりにつかまって、パンダさんたちをじっくり楽しめたようです。
私も、両手が空いているので、写真や動画を撮ったり、かなり楽しんじゃいました。笑
それにしても、やっぱり実際に目の前で観ると、格別可愛いですね^^
奥が結浜で、手前が桜浜↑
パンダさんたちの動き次第では、かなり近く(場所によっては数センチくらいの距離?!)で観られることも!
結局、園内で私がちょっと大変に感じた部分は、エントランスから動物エリアに向かうまでの長い坂道と、パンダラブの周りの坂の2箇所だけでした。
30代後半の普通より筋力の弱い私で、はあはあとなりながらも、どうにか乗り切りました。笑
もう1人くらい車椅子を押すのを代わってくれる人がいると良いかもですね。
スタッフさんもすごく親切に対応してくれますし、混雑さえしていなければ、車椅子でも十分楽しめるなぁと思いました。
お土産屋さんもスムーズに入れました。
ちなみに、園内は至る所に座れるところが用意されています。
なので、車椅子を使うほどではないけど長く歩くと疲れるという場合、こまめに休憩は取れるかと思います。
また、園内は雨避けのついたところもたくさんあります。
こういうの↓
ですから、多少雨が降っていても上手に雨避けのあるところを上手に移動すれば車椅子でも大丈夫だと思います。
まとめ
時間的な問題もあって観て回れなかったところもたくさんあるのですが、結論は本当に来て良かったです^^
車椅子の利用で、母も疲れることなく楽しめたそうですし♪
アドベンチャーワールドで車椅子を利用して安全快適に楽しむポイントは、
1、持参の車椅子がなくて借りる場豈は、なるべく園内出入り口に近い場所に車を止める。
2、極力何もない平日の午前が人が少なくておすすめ。
3、車椅子の介助を交替できる人がもう1人いると安心。
以上3点があがりました。
混雑しているか、すいているかはかなり重要な要素だと感じました。
なので、出来る限り何もない平日に調整するのを強くおすすめします。
参考になれば嬉しいです。