何か病気があるわけじゃないけど、胃の不調を感じることありますよね。
そんな時、どう対処していますか?
すぐに何か市販のお薬などで対処しますか?
もし、その胃痛が精神的ストレスや生活習慣の乱れなどによるものならば、ハーブティでケアするのも1つかもしれません。
私も実際、カモミールのハーブティをセルフケアに取り入れることがあります。
胃痛など胃の不快感がある時に、カモミールがすっごく役に立っていて助かります。
この記事では、
「私が実際に胃痛などの胃の不調でカモミールティを飲んでどうなったか」
を綴っています。
参考になれば嬉しいです。
胃痛のケアにハーブティを試してみようと思ったわけ
「胃が痛い」「胃もたれがする」などがあると、私はすぐ市販のお薬に頼っていました。
というか、胃の不調に限らず、何か不快な症状があると、簡単にお薬で対処しようとしていました。
ここではそんな私が、ハーブティをケアに取り入れた理由をお話したいと思います。
1、精神的ストレスが胃腸の働きに大きく影響している?
病気じゃないのに胃の調子が悪い…
そんな時、誰でも一度やに二度はあるのではないでしょうか。
胃の状態は、精神的ストレスや生活リズムの変調などと、とても大きな関りがあります。
まずは、基本情報と、私の事例を振り返ってみたいと思います。
胃の不調はなぜ起こる?
胃の役割は、食物を胃液と混ぜて蠕動運動で十二指腸に送り込み、消化吸収に備えることです。
胃液には、皮膚をただれさせるほどの強い胃酸(塩酸)を含みますが、塩酸に強い粘液が胃壁を守っています。
ところがそのバランスが崩れると、胃壁が胃酸で傷つき、炎症が起こって胃痛になったりします。
そして、胃の働きが悪くなったり、胃の中のバランスがくずれる原因には、ストレスや、たばこ、アルコール、お薬などがあります。
※参考文献:2018年2月15日発行「世界一やさしいからだ図鑑」(監修:まつもとメディカルクリニック院長松本左保姫)P30
私の場合の場合はこうだった
私の場合、明らかに胃の不調を感じるようになたのは働きだしてからでした。
夜勤や変則勤務により、寝る時間、食事のタイミングや内容などもかなり乱れていたと思います。
例えば、食べてすぐ寝たり、ほとんど噛まずに食べたりですね。
また、かなりいろいろなことに神経もつかっていましたから、精神的なストレスも強かったです。
看護師として、患者様にいろいろ生活上のアドバイスをするのですが、自分自身はどうなんだとつっこみたくなるような点が多々ありましたね(^^;)
2、ハーブティでセルフケアしようと思ったわけ
当時はとにかく休めないと思っていました。
すべき仕事もたくさんあったし、ゆっくりしている場合じゃないと思っていました。
なので、頭痛や胃腸に不調などがあると、「とにかく抑えないと」と思って、すぐ市販薬で対処していました。
ところが、そんなことがたびたびあると、やっぱり悪循環が生じるんですよね。
例えば…
ストレスなどや生活習慣の乱れなどで胃が弱っているところ、頭痛などで鎮痛剤をたびたび服用し、さらに胃の調子が悪くなり、胃のお薬に手を出すという感じです。
そして、ある時胃カメラ飲んだら、胃炎(潰瘍寸前)、逆流性食道炎、多数のポリープなどがりました。
このままだと医療費にお金がかかるし、どんどん悪くなる。
患者様に説明する場合にも説得力ないし…
こうした事情により、セルフケアのことちゃんと考えないといけないなぁと思ったのです。
そんな時出会ったのが、アロマテラピーでした。
そして、アロマテラピーを学ぶ中で知ったのが、さまざまなハーブティの存在です。
最初の頃は、美味しいからという理由で、ローズヒップティなどちょっと酸味のあるハーブティが好きでした。
はちみつなどを入れて、ほんのり甘酸っぱくするのが好きなんです。
ですが、アロマの学校の先生によると、
「カモミールティを飲めば、胃の痛みがぱしっと楽になる」
って言うんです。
胃の不調を感じている私には、とても興味深い情報であり、カモミールを飲んでみようと思いました。
3、胃痛の予防と緩和でカモミールのハーブティを飲んだ結果
アロマの先生に教えてもらってから、カモミールに興味を持った私は、早速いろいろな場面で試してみました。
その結果、大変助かったことがたびたびあったのです。
そこで、胃痛に対してハーブティを飲んでどうなったかという事例をいくつかご紹介したいと思います。
急な胃痛がピタリと止んだ話
アロマの学校の先生から、カモミールの効果を知った私は早速試してみたくて、カモミールティを購入しました。
ですが、そういう時に限って、胃が全然痛くなりません。笑
良いことなんですけれどね。
そんなある日とうとう胃痛が!
カモミールティ試せると思っていたのですが、出先で手元にカモミールティがありません。
そして、思ったよりも痛い・・・
何度か痛みの波に襲われて、「もう何でも良いから痛いの止んで!」と思いながら家に飛び込み、すぐにカモミールティを作りました。
ちょっと濃いめに出して、ほんのりハチミツで甘さを出してゆっくり飲んでみると・・・
本当に痛みの波がおさまったではありませんか!
正直、それほどぴたっと痛みが止まるとは思っていなかったので少し驚きました。
もしかしたらたまたまか、思い込みかもしれない・・・などと思ったのですが、次に胃痛になった時もやっぱりぴたっと治まりました。
外出先にも持参して助かった話
私は、以前病院で夜勤もありました。
夜勤の仕事の1つで、朝に医師より指示のある患者様の採血があるんです。
ところが、採血の時間に胃痛に見舞われることがよくありまして。
たぶん、採血嫌いなのもあるし、朝は忙しいのでスムーズにいかなかったらどうしようなど緊張していたのでしょう。
冷や汗かきながら、患者様には見せないようにかなり努力して採血していました。笑
なので、濃い目に出したカモミールティを水筒に入れて持参したんです。
そして、ちょっと胃が怪しいかもと感じたら、それを飲んでいました。
そのおかげか、胃痛に見舞われることが激減したように思います。
なんとなく、これ飲んでるから大丈夫っていうのもあったのかもしれないですね。
予防的に飲んでみたら大丈夫だった話
これは私の母の事例です。
夕方に循環器内科の受診を控えていたある日、母が胃痛があり困っていました。
そこで、カモミールティを作り飲んでもらったところ、「今落ち着いてるわ!」とのこと。
そして、「病院行ってる間に痛くなったら困るから、行く前にも予防的に飲みたい」と言いました。
母は前回受診の際、医師から少し体重を落とすよう言われていたのです。
ですが、あまり落とせていなかったので、今回の受診にストレスを感じていたのかもしれないですね。
ストレスケアで飲んだら胃の不調が減った話
最初は胃痛がある時にだけ対処法として、カモミールティを飲んでいました。
というのも、正直あんまりカモミールティ好きじゃなかったんですよね。
香りは良いけど、ちょっとクセもあるので、好き嫌いが結構わかれるかもしれないです。
でもだんだん慣れてきて、美味しい飲み方も発見したので、日常的にも楽しめるようになりました。
すると、のんびりほっこりできる時が増えたからか、なんとなくですが、胃腸をくずすこと減ったようにも思います。
胃腸のケア以外にもハーブティはいろいろ役立つ!カモミールの場合は?
今回の記事では、主に胃痛のケアでカモミールをご紹介しています。
ですが、カモミールのハーブティ、なかなか役立つ作用が他にもたくさんあるんですよ。
ちょっとカモミールのことをいろいろご紹介します。
※参考文献:
・2015年5月25日発行「アロマテラピーの教科書」(著者・和田文緒)P111~112
・2009年7月13日発行「アロマテラピーの全てがわかる事典」(監修・グリーンフラスコ)P29~30
・2009年5月20日発行「アロマテラピーバイブル」(監修・塩屋詔子)
1、カモミールにはローマンとジャーマンがある
カモミールは、ローマンとジャーマンがあって、精油の場合一般的に手に入りやすく香りも好まれやすいのはローマンです。
カモミールには、カマズレンという強い抗炎症作用と抗アレルギー作用のある成分があり、ローマンより、ジャーマンに多いです。
精神面のケアには、どちらかというとローマンの方が強いです。
ハーブティの場合ローマンは苦味があり、一般的に多く出回っているのはジャーマンカモミールです。
2、カモミール・ジャーマンの嬉しい作用いろいろ
ローマン・カモミールは主に精神面、カモミール・ジャーマンは主に身体面のケアに強いとされています。
ここでは、ハーブティとしてポピュラーに出回っている、カモミール・ジャーマンの主な作用をご紹介します。
○心を落ち着ける
→緊張など精神的なストレスを緩和します。
眠る前に飲むとリラックスでき、眠りをスムーズにしてくれます。
○炎症を抑え、痛みを和らげる
→鎮痛作用や、カマズレンによる抗炎症作用があり、胃粘膜を補修して胃腸の働きを助けてくれます。口腔から、食道、胃、腸粘膜の炎症による不調に効果的で、歯肉炎や口臭の改善にも役立ちます。
○痒みが楽になる
カモミールのハーブティを煮出してローションとして用いる方法は痒みの緩和に役立ちます。
3、カモミールティが苦手な人もおすすめ!美味しい飲み方
カモミールティは、好みが分かれるハーブティかなと思います。
でも、胃に優しくて、とっても役に立つんですよね。
そんなカモミールティを、胃の調子が悪い時だけの対処法としてだけでなく、日常的にもっと楽しく美味しく飲めたら良いなぁと思っていました。
他のものとブレンドして、カモミールの割合が減ったりもするので、少々作用は低くなるのかもしれないですが、いくつか試した飲み方をご紹介します。
○カモミールティ・レモン・はちみつ
私が一番好きな飲み方は、カモミールにレモン汁をほんの少し入れて、ハチミツで甘味をつけて冷やしていただく飲み方です。夏の季節にピッタリですよ!
○カモミール・ミルク・はちみつ
眠れない場合には、眠る前にカモミールにミルクとハチミツを加えても美味しくリラックスできて、スムーズに眠れます。
○カモミール・他のハーブティとのブレンド
カモミール単品が苦手であれば、普通の紅茶とブレンドすると飲みやすくなると思います。
カモミールの優しい香りと、スーとほんのり清涼感が、ありながらもふんわりとした味わいにほっとします。
また、ローズヒップなどとブレンドしたものも、フル―ティで飲みやすいなぁと思いました。
お好みではちみつをプラスするのも良いかもしれないですね。
まとめ
ハーブティなんて、気休めじゃないの?
正直、最初はそんな風に思っていたこともあります。
精油に比べるとうすそうだし、楽しむ程度かなぁと。
ですが、実際に胃痛でカモミールティを飲んだら、想像以上に緩和したという体験をしたので驚いています。
もちろん、いつもと違う違和感のある腹痛や嘔吐や発熱を伴うような場合は、迷わず受診です。
そうではなく、精神的な要因や、生活環境、生活習慣に関連した胃腸の不調や腹痛にはカモミールお試してみるのも良いかも!
ただ、カモミールでの症状緩和も一時的な対処方法の1つ。
なので、症状が教えてくれるサインに目を向け、生活リズムやストレスケアなどのセルフケアしていくことが大切ですね^^
いかがでしたか?
参考になれば嬉しいです。
読んでいただいてありがとうございました。