人間関係のトラブル、仕事のミス、思いがけない出来事・・・
なぜだか、辛いことや嫌なことが、重なる時は重なりますよね。
恐らく、多くの方が1度はご経験あるのではないでしょうか?
嫌な出来事にも意味があるとか、学びのチャンスなどとよく言います。
それは、確かにそうです。
ただ、あまりにいろいろ重なると、気持ちを切り替えるのは簡単ではないはず。
私もある時期、次々と辛いことや嫌なことが重なる体験をしました。
正直どうしようかと、かなり頭を抱える状況でした。
ですが、たった一つのことをしただけで、苦しい状況からすぐに抜け出すことができました。
とてもシンプルなことです。
ですが、嫌な出来事が重なっているような時は、なかなか気づけないことでもあります。
この記事では、嫌なことや問題が重なってしまった時の上手な対処方法をお話します。
今、まさに悩んでいるあなたの気持ちが、ぐっと軽くなるはず!
嫌なことが重なると感じる時にしてはいけない2つのこと
まずは、嫌なことが重なってしんどい時にしてはいけないことをお話します。
これをすると、余計状況が悪化する恐れがある行動です。
ところで、あなたは、嫌なことや辛いことが続くような時どうされていますか?
物事は、何かと重なることが多いものです。
自分にとってしんどいことは、特そう感じます。
「なんでこんなに重なるの?」と、首をかしげたくなることもあるでしょう。
ですが、よく考えると、似たような出来事が重なるのは、自然なことでもあるのです。
なぜなら、嫌なことや辛いことがあると、気分が落ち込むからです。
気分が落ち込んだ状態では、普段なら流せることも流しにくくなります。
自分の中の許容範囲が狭くなるのです。
意識がネガテイブに向きやすくなりますし、考え方にも柔軟性がなくなります。
記憶力、集中力、判断力といったあらゆる能力も低下し、免疫力の低下や自律神経のバランスの乱れなど、健康を維持する機能も低下します。
その状態では、当然ミスやトラブルは増えますし、体調をくずしやすくなります。
そう考えると、嫌なことが重なるのも自然です。
ですから、重なる辛い状況から抜け出したい時は、
「できるだけ心の穏やかさを確保することが重要」
なのです。
そして、心の穏やかさを確保するために、しない方が良い2つのことがあります。
それは・・・
1、なんとかしようと動きまわること
2、何もせずにぼ~と過ごすこと
以上の2つです。
何かとしんどい出来事が重なりやすい人は、上記の2つをしてしまっている可能性があります。
私は、よくしてしまいます。
ですが、上記の2つのことをすると悪循環になります。
シンプルなことなのですが、嫌なことが重なると、焦ったりやる気がなくなったりするものです。
そのような心理状態では、ついやってしまう2つではないでしょうか。
それぞれ具体的にみてみましょう。
1、なんとかしようと動きまわる
何か困った出来事、辛い、嫌と感じる出来事があれば、どうにかしたいと思うかもしれません。
そして、あれやこれやと考えて動き回る人は結構多いもの。
例えば、
・いろいろな人に相談しまくる
・トラブルになっている相手にあれこれ連絡する(解決したくて)
・占いしまくる
・気分転換に活動しまくる
・言い訳しまくる
・出来事を考えまくる
上記のようなことです。
嫌なことが重なって焦燥感でいっぱいのような時は、あらゆる能力が低下しています。
また、どうにかしたいと必死な時は、変に守りに入ったり、これ以上物事が悪化しないようにと考えて大事なことを隠してしまったりしがちです。
これ以上悪い状態にしたくないと考えすぎて、かえって余計なことを言ったりしたりしてしまうのです。
ですので、まずはちょっと落ち着くことが先決になります。
2、何もせずに過ごす
起きた出来事のことを反芻したり、今の状況が苦しい、しんどいと悶々考えたりはするけれど、他のことは何もしないという状況です。
しんどくて、他のことをする気力はないという人もいると思います。
ですが、だからと言って何もせずに、ただ時が過ぎるのをひたすら悶々と待つというものおすすめではありません。
時が解決するとは言います。
ですが、それはある程度、穏やかな心の状態で落ち着いて過ごせていればの話です。
何もせずにただじっとしていると、無意識に嫌な出来事や問題事を考え出します。
そして、自分の思考に巻き込まれます。
人は、一日の中でものすごい量の思考をしていて、その大半は無意識です。
自分が今何を考えているかを意識していない状態です。
そのため、何か意識を向けることがないと(暇にしていると)、頭が勝手にあれこれ良からぬことを考えてしまいます。
しんどくなるような思考のシャワーを無意識にあびた状態が続けば、どんどん心の状態は悪くなります。
以上の理由により、動きすぎも、動かな過ぎもおすすめではないのです。
それでは、どうすれば良いのでしょうか?
嫌なことが重なる時こそチャンス?!おすすめの過ごし方とは?
嫌なことが重なる時は、ある意味チャンスでもあります。
嫌なことがいくつも重なると、とてもしんどいです。
ですが、いくつも重なる内容を同時に検証できるので、
「自分の思考や行動パターン」
に気づきやすいです。
ですから、今後の人生で、同じパターンでの悩みを繰り返さないように見直せるチャンスです。
これまでの人生の中で、さまざまな出来事があったかと思います。
その中で、悩む内容もいろいろだと思います。
そこで、今一度、ご自身が悩んでいた内容の根本の部分を辿ってみてください。
恐らく、いくつか共通の原因にいきつくのではないでしょうか?
一見違う悩みのようでも、もとをたどればいつも同じようなパターンで起きていたとか。
私も、嫌な出来事や問題が重なった時を振り返ると、プライベート、ボランティア、仕事で場面は違いますが、どの悩みについても、
「最初から言っとけば良かった」
と後悔していました。
私は、相手の反応を気にしたり、望まない方向に物事が進むのを恐れ、考えや気持ちを飲み込む癖がありました。
ですが、難しく考えて、言いたいことを飲み込んだり、すべき報告を先延ばしている間にも、物事はより複雑になっていくものです。
重なる出来事から、言いたいことを飲み込む癖により、さらなる問題や嫌な出来事を発生させてしまう自分のパターンに気づいた私は、できるだけ自分のその時の気持ちや考えに素直に従うようにしました。
それは、とても勇気のいることでしたし、どうしても言いたいこと、その時言うべきことを飲み込んでしまうこともありました。
それでも、「素直に正直に言う」を心がけたことにより、「最初から言っとけば良かった」と思うような出来事は激減しました。
対処法に、話を戻します。
嫌なことが重なってしんどい時は、まずは、一旦落ち着きましょう。
ご自身がいつも落ち着く方法を選択されると良いですが、何も思いつく方法がなければ「瞑想」なんかいかがでしょうか。
気持ちが落ち着いてくると、瞑想前までは問題に感じていたことが問題ではなくなったり、嫌な出来事への気持ちが薄れたりすることも少なくありません。
そして、少し気持ちが落ち着いてきたら、起きた出来事、悩みを客観的に振り返ってみてください。
それぞれの出来事、問題を紙に書き出してみるとわかりやすいです。
起きた事実、自分の考え、気持ちを浮かぶままに書きます。
きっと、今回重なっている出来事が発生する要因として、ご自身の中に何か共通のパターンが見つかることでしょう。
嫌な出来事につながるご自身の癖を認識できたら、行動が変わっていきます。
それにより、今後同じ要因のトラブルは起きにくくなるはすです。
終わりに・・・
嫌なことや辛い悩みが重なると、「なんでこんなことばかり」と、嘆きたくなることもあるでしょう。
そのような時は、状況が悪化するようなことをしがちです。
・どうにかするためにと焦ってあれこれ行動しない
・何もせずにぼ~と過ごすのもやめておく
・1つか2つ程度までで気分転換方法を実践し、落ち着いたタイミングで出来事を客観視
あなたの参考になれば幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうざいました。