気付いたらいつも人の顔色ばかりうかがっていて、いつも気疲ればかりしている…
私もそうだったなぁと思います。
相手の顔色ばかり気にしているので、言いたいことも言えず、常に自分以外の誰かに合わせているのですごく疲れるんですよね(^^;)
これが家庭や毎日働くような職場だったりすると、常に気が休まる時がなくて、本当にしんどいです。
この記事を読まれているあなたも、そうですか?
しんどいですね…
この記事では、
「人の顔色をうかがう自分に疲れたという人が、どうすればもっと楽に人と関わることができるようになるか」
ということに焦点を当て、同じように悩んでいる30代女性のAさんとの対話形式で、考えてみたいと思います。
人の顔色をうかがうのをやめたいのにやめられない…

Aさんこんにちは!
今日はよろしくお願いします。
Aさんもいつも人の顔色をうかがってしまい、とても疲れるということにお悩みなんですよね?



こんにちは。よろしくお願いします。
そうなんです…
人と関わる時に、なぜかいつも顔色をうかがってしまうんですよね。
特に職場では、顔色をうかがう癖が顕著で、「こんなこと言ったらどう思うか」「今の一言で怒らせてしまったかも」など思うんです。
なので、相手の顔から少しでも笑顔が消えたりすると、自分のせいで怒っているのではないか考えたり…



人と関わるたびに、相手の顔色をうかがってしまうのですね。
相手の顔色が変わると、Aさんのせいではないかと…



そうなんです。
ですから、言いたいことがあってもついつい飲み込んでしまい、1日が終わる頃にはどっと疲れが…
いい加減この性格を治して、もっと楽な気持ちで人付き合いがしたいけれど、どうして良いかわからないんですよね。



常に相手の顔色をうかがってしまうとすれば、それは疲れますよね。
人の顔色をうかがうことを、やめたいのにやめられないのですね。
人の顔色をうかがう癖は、子ども時代の出来事が影響している?



Aさんが人の顔色をうかがうようになったのは、子どもの頃からですか?



どうでしょう。
子どもの頃は、今ほどでもなかったような。
あっ でも、母が結構気分の変動があって、今日は「怒っているかな」「怒っていないかな」って、いつも気にしていたかもしれません。
あと、中学の頃だったかな、クラスの子にいじめを受けたことがあるんです。
クラス替えがあってからは、いじめもなくなったんですけどね。
やっぱり辛かったら、嫌われたくないって思うようになりましたね。
良い人と思われたい、誰からも好かれたいって思うようになったのは、そのいじめのことが影響しているのかも。
あと、母のことも。



そうでしたか。
子ども時代にそのようなご経験があれば、人の顔色をうかがうようになるのも無理はないですよね。



そうかもしれません。
基準は常に自分じゃなくて、相手なんですね。
「相手の気分を損ねないかどうか」
「喜ばれるかどうか」
そういうことが基準になっている気がします。
あと、「正しいかどうか」とか。
自分の考えとか、思うことに自信が持てなかったんですね。



相手がどう受け取るかって、予想できないことも多いですよね。
なので、それを完璧に相手の望みに合わせるってなったら、それはめちゃくちゃしんどいですね。



よく考えたら、そんなの無理ですよね。
それぞれ価値観とか考え方もありますし、相性とかもありますよね(笑)



それぞれ考え方や価値観が違うのであれば、合わないことがあるのも仕方がないかもしれませんね。
それぞれに「違い」があっても、「間違い」っていうわけではないんですよね。
人の顔色をうかがう癖を克服したい!その方法とは?
あなたは、A さんとの対話を読んでどう思われましたか?
人の顔色をうかがうというのは、つまり・・・
「相手に嫌われたくないから」
なんですよね。
相手に嫌われたくないから、相手のご機嫌をとれるようにしたいんです。
でも、Aさんもおっしゃっていたように、考え方も価値観も背景もみんなそれぞれ全然違うんです。
なので、全ての人に好かれるようにするっていうのが、そもそも難しい話。
自分の考えや価値観も、人との違いはあっても間違っているというわけではないのです。
なので、いつも相手の顔色ばかりうかがって疲れているより、自分の考えや価値観を大切にして、素直に表現してみてはいかがでしょうか?
それに、相手に嫌われるかもしれないと思って押し込めた思いが、本当に相手とって不快なものであるかどうかは、実際のところわかりません。
また、たとえあなたが伝えたことに対して相手があまりよくない反応をしたとしても、それだけで相手に嫌われるかどうかもわかりません。
何か反応があれば、その時また対処を考えれば良いのではないでしょうか。
もちろん相手への思いやりや配慮は大切です。
けれども、嫌われないように自分を守りに入ることと、自分を大切にすることとは違うと思うのです。
終わりに…
人の顔色をうかがってしまう理由としては、嫌われたくないという思いがあるからです。
そのため、いつも相手がどう反応するか、が基準になっているのですね。
ですが、相手の反応を全て読むことなんてできません。
それに、あなたが思っている反応と実際は違うかもしれないのです。
まとめますと、
・価値観や考え方はみんな違うもの
・相手の心を全て予想して合わせるのは無理
・あなたが思うほど相手は気にしていないことも
・相手の顔色を伺いビクビクしていると全部伝わる
以上のことから、相手の顔色をうかがうことはあまり意味がないだけでなく、かえってその様子は相手に不快な感じを与える可能性もあります。
相手の反応は伝えてみないとわからないもの。
なので、相手の顔色をうかがって疲れるよりも、みんな違って当たり前と心得、自分の思いを大切にしてはいかがでしょうか。
参考になれば幸いです。