今の仕事を辞めたいけれど、辞めることに不安があって、いつまでもずるずると留まり続けているという人いますよね。
今の仕事を辞めたい理由としては、
・人間関係が辛い
・仕事量や内容が辛い
・やりがいを感じない
・休日が少なく、時間外労働が多い
・お給料が少ない
など、いろいろあるかと思います。
ですが、実際辞めるとなると、辞めた後のことを考えると、やっぱりいろいろ不安になりますよね。
どんなに今の仕事がしんどくても、辛くても、どうにかこれまでやってきた仕事です。
新しい職場を探して、また一から覚えるのも大変なことですし、その仕事が自分に合っているかどうかもわかりません。
また、何かしたいことがあって辞めるにしても、これまで正社員で働いていた場合など、安定したポジションから離れることへの不安もあるでしょう。
お金はどうなるのだろう、今まで積み上げてきたものが全て失われるかも・・・
このように、いろいろなことを考えるかもしれません。
そんな、仕事を辞めたいけれど辞めることに不安のあるあなたが、気持ちを整理して、前に進んでいける方法をお伝えしたいと思います。
仕事を辞めるのが不安な理由は辞めた後のことがわからないから
人間関係や仕事内容、休日の少なさなど、さまざまな理由により、今の仕事を辞めたくて仕方がないにも関わらず、いざ辞めることを考えると不安で動けない。
その理由はただ1つ、辞めた後のことがわからないからです。
今がどんなに辛くても、これまでどうにかやってきたわけです。
収入もあるし、とりあえずは安定している(とも限らないのですが・・・)。
それに、新しい仕事場へ行くというのも、結構勇気がいるものです。
そこが、自分に合っているかどうかもわかりませんし、ひょっとしたら、今以上に辛いかもしれません。
それなら、とりあえず今のままでいて、もう少し様子をみよう、となるのも無理はありません。
また、それなりに地位やスキルを積み上げた人の場合は、その積み上げたものを手放す恐怖もあるでしょう。
「この仕事をしているから、自分は人から認めてもらえる」
そんな風な思いをお持ちの人もいらっしゃると思うのです。
私もそうでした。
看護師の仕事にはほこりを持っていましたし、周りの人からは、何かと、
「看護師さんってすごいよね」
「看護師さんってかけがえのない職業やね」
というようなことを言われることも多かったので、看護師を辞めれば、誰からも必要とされなくなるかもしれないというような不安もあったのです。
今でこそ週1回だけ看護師のお仕事をしていますが、そんな数では看護師とは言えない、なんてことも考えていました。
今思えば、私のただの思い込みなのですが…
このように、仕事を辞めることに不安になる理由は、辞めた後のことがわからないし、保障もないからなのですね。
それでは、辛くてもしんどくてもそのまま、今の仕事を続けるしかないのでしょうか。
どう対処していくと良いのか、下記で詳しくお伝えしますね。
今の仕事を辞めるのが不安になったら自分の気持ちに向き合ってみよう!
先ほども述べたように、仕事を辞めたくて仕方がないのに辞めるのが不安でと留まってしまうのは、辞めたあとのことがわからないからなんですよね。
「この仕事を辞めたら、一体自分はどうなるんだろう?」
という不安が勝ってしまい、辞めることを先延ばしにしてしまうのです。
もちろん、辞めることだけが選択肢ではありません。
人間関係が辛いなら、人間関係改善するよう工夫してみると、何か変わるかもしれません。
また、休日や残業の問題があるなら、話し合ったり、上司に相談してみることで、改善の余地があるかもしれません。
ですが、それでもどうにもならない場合には、今の仕事を辞めるか、辛さに耐えながら続けるかの選択肢になりますよね。
そんな時、まず意識を向けてほしいのは、
「自分自身が、仕事をする上で、また、生きていく上で何を大切にしたいと思うのか」
ということです。
多くの場合は、
「世間一般的に考えれば、この仕事を今辞めるここうなる可能性があるよね・・・」
というように考えて、不安になったりします。
ですが、自分自身が、
「何を大切にしたいのか、どうなりたいのか」
が明確であれば、辞めたあとどうなるのかわからないという不安より、
「自分がやりたいことをやって大切にしたことを守るために、こうする!」
と、どうにかしていくことに意識が向くようになります。
なので、
・何故自分は今の仕事を辞めたいと思うのか
・どうなりたいと思うのか
・何を大切にしたいのか
これらのことをまず自分自身でしっかりと見つめ直すことが大切になるのです。
私の場合は、
・祖父母の介護も含め、家族との時間を大切にしたい
・看護の仕事もしたい
・自分をまるごと生かして人に喜んでもらえるお店をしたい
・組織で縛られることなく、やりたいことをしたい
上記の思いがありました。
なので、正社員を辞めて、今の仕事のスタイルになったのです。
もちろん、お金の不安とか。自分で全て責任を持たなければいけないとか、いろいろな不安はありました。
ですが、それ以上に、「私はこうしたい」という思いがはっきりしたので、「何とかやっていく」と思えたのです。
正直看護師の仕事を正社員ではなく、たった週1回にすることにも不安はありました。
せっかく辛い実習を乗り越えて、国家試験をクリアして看護師になり、これまでたくさん積み重ねてきたものがあるのに、たった週1回のパートで良いの?
など自問自答しました。
ですが、積み上げてきたものがなくなるなんてことは、ただの思い込みなんですよ。
技術的なことは、練習すれば何とかなります。
これまでの看護の経験での学びや気づきは、カタチを変えていくらでも活かしていけます。
また、看護師の仕事には私自身ほこりを持ってはいますが、別に看護師をすごいと思っていない人だってたくさんいますし、私が看護師を辞めたところで身近な家族以外はそれほど気にもなりません(たぶん)。
それに、週1回だけで働いても看護師としての価値はないなんて勝手に思っていましたが、働く数の問題でもないと思うのです。
常勤で働いていた時は、仕事に追われるような感じで看護が中途半端になっていました。
忙し過ぎて、処理しきれないことがたくさんあったので、いつもちゃんとできたかどうか不安にな状態で働いていたのです。
しかし、週1回であれば、その1回に全力をそそぐことができます。
なので、目の前の患者様(ご利用者様)のことだけを考え、丁寧に関わりを持つことができ、看護師としても、今の方が私には充実しているように思うのです。
今のスタイルになったからこそ、看護師の仕事があらためて自分にとって大切なものになったし、今のペースが一番力を発揮できると私自身思えるのです。
もちろん、サロンのお仕事も、わからないことだらけではありますが、全部自分次第なので、不満が出てくることはありません。
祖父母のところにもたくさん行けるし、犬も含めて家族との時間も大切にできます。
案外、仕事を辞める前に抱いていた不安は、実際辞めてみると、思っていたほどでもなかったということもありますしね^^
まとめ
ここまで、仕事を辞めたいのに辞めることが不安で仕方がない理由と、対処法を述べてきました。
いかがでしょうか?
大切なのは、自分自身の思いをきちんと知ることです。
辞めたらどうなるかわからない、と人任せになるのではなく、
「自分がどうしたいのか、何を大切にしたいのか」
をしっかりと明確にし、自分で舵をとるということが大切になります。
決めて、なんとかするんです。
なんとかすると決めたら、なんとかなるんです^^
参考になれば幸いです。