何だか気持ちがスッキリしない・・・
何かとイライラしてしまう・・・
イライラしている自分にもイライラする・・・
漠然と不安だ・・・
とにかくいろいろ考えてしまう・・・
私はあの人に嫌われているかもしれない・・・
など、イライラや不安などでいつも辛い状態だと、本当にしんどいですね。
大抵の場合、1つの感情だけではなく悲しい、不安、怒りなどいくつか入り混じっていることが多いと思います。
しんどさから逃れようともがいてしまうかもしれませんが、もがけばもがくほど、心の中は複雑になっていきます。
そんな、イライラや不安になることが劇的に減り、驚くほど心の調整が楽になる方法が、
「マインドフルネス」
です。
この記事では、マインドフルネスとはどんなものか、また日常でどう取り入れると心の調整に効果的なのか、具体的に記載しています。
ぜひ、ご覧ください。
マインドフルネスになれると驚くほど楽に生きられる?!
マインドフルネスって、最近本当に耳にすることも増えましたよね。
書店に行くと、必ずと言っていいほど、マインドフルネスの本が並んでいます。
こういうのが目に入ると、私はついつい読んでしまいます。
マインドフルネスは、心を調整をするのにとっても役立ちます。
コツを知って、生活に取り入れられると、かなり楽に生きられるようになるのです。
人間は、1日に6万回もの思考を繰り返していると言います。
そして、その思考の半分以上はネガテイブなものなのだとか!?
過ぎ去った過去の出来事をいつまでも気にしたり、まだ来ない未来のことをあれこれと思い悩む時ありますよね。
私は以前、過去や未来のことばかり考えて、目の前のことに全然意識を向けられていない時期がありました。
当時、本当にとてもしんどいと感じていました。
でも、いつも無意識に考え出すので、自分ではなかなか止められないのです。
無意識にネガテイブな思考にさらされ続けていたら、それは気分も悪くなりますよね・・・
特に、慣れたことをしている時は、考えや思いがぐるぐると回ります。
慣れた行動というのは、例えば歯を磨くとか、同じ場所への通勤とか、あまり考えなくてもできる習慣的な行動です。
とはいえ、みんながみんな色々考えてしんどいわけではないですよね。
自分のやりたいことや目の前のことにいつもフォーカスしている人は、あれこれ考えることは少ないです。
考えている暇がなく、目の前のこと、五感で感じることに全意識を集中しているからです。
そこには良い悪いの判断や解釈はありません。
すごく夢中になれる趣味などがある人も、集中している時間はとても頭がクリアでスッキリしています。
自分のしたいことや夢中になれることがないといけない、と言っているのではありません。
ただ、好きなことや夢中になることがある人は、マインドフルネスになる時間が多いということなのです。
ところでマインドフルネスとは、一体どういうものなのでしょうか。
マインドフルネスの効果とは?私自身の体験について
マインドフルネスは、
「今ここに全意識を集中させて、良い悪いの判断をつけず、五感で体験したまま感じたままに受け入れること」
だと言えます。
私は絵を描くのがとても好きで、時々絵に没頭することがあります。
私の場合、絵を描く時、さまざまなイメージが心に浮かび、それをそのまま紙に描きます。
また、イメージの中で五感をフル活用していて、描いているものの質感や匂いまで感じられたリします。
絵を描いている時は、あれこれと考えることがなく、見たまま感じたままなのです。
以前、非常に気持ちがしんどい時期があったのですが、絵を描いている時はすごくスッキリとしていたので不思議でした。

また、今は、自分のやりたいことに目を向けて取り組めるようになったので、余計なことを考える時間が以前よりはるかに減りました。
ぐるぐる考えてしんどくなることが、本当に減りました。
今していること、目の前のことに意識を集中させているので、自分の思い込みで何かを解釈したり判断したりする余地がありません。
ただ感じるまま、浮かぶままを受け入れていく感じです。
マインドフルネスな時間が増えてからは、当時では考えられないくらいに心が穏やかなのを感じています。
100%目の前の人に集中する。
100%今していることに集中する。
これがいつもできると、思考に振り回される暇がないので、心がスッキリと気分良くいられます。
でも、100%目の前の1つのことに集中し続けるって結構難しい・・・
そこで役立つのが、マインドフルネス瞑想です。
超簡単効果抜群!マインドフルネス瞑想の具体的方法とは?
瞑想というと、何だか難しそうな感じですよね。
頭を空っぽにしないといけないんじゃないかとか、呼吸法など。
ですが、マインドフルネス瞑想は、かなりシンプルでかつ非常に効果的です。
コツがわかれば、いつでもどこでも実践できますし、やればやるほど効果を体感できると思います。
とりあえず、難しく考えず、やってみると良いと思います。
マインドフルネス瞑想の具体的方法
椅子に座って、足の裏をピッタリ床につけます。
背筋は自然にまっすぐに、両手は力を抜いて手のひらを上にして膝の上に置きます。
おじぎをしてスッと上体を起こすと、骨盤が起き、姿勢が安定します。
あるいは、背もたれと背中の間にクッションを挟むか、お尻の下だけにクッションや丸めたタオルを挟むのもおすすめです。
いずれも骨盤が起こしやすくなります。
姿勢が安定したら、呼吸に意識を集中させます。
鼻から息を吸って、鼻から息を吐いて。
吐く息は口からでも構いません。
途中、他のことに気持ちがそれたり何か頭に浮かんできたら、また呼吸に意識を戻します。
ただひたすら、これを繰り返します。
これだけです。
コツとしては以下の3点をおすすめします。
・呼吸の速さは全体的に普段よりゆっくり
・吸う息より吐く息を長めに
・呼吸に伴う空気の出入り、胸やお腹の動きを観察
無にならないといけないと思って難しく捉える人もいるのですが、無になれなくて大丈夫!
何か頭に浮かんだり気がそれたら、呼吸に意識を戻すことを繰り返すだけでいいのです。
マインドフルネス瞑想は、毎日5分程度行えると効果的です。
継続すると、脳のさまざまな部位が活性化することがわかっているそうです。
具体的に感じられる効果としては、
・思考や感情に振り回されにくくなる
・心がダメージを受けにくくなる
・直観力が高まる
・集中力が高まる
・自己肯定感が高まる
などがあります。
しんどい気持ちをなくそうとせずまず受け入れてみる
私もよくマインドフルネス瞑想しますが、心がしんと静まり返ることがあって非常に気持ちがいいです。
ただ、マインドフルネス瞑想を始めてすぐの頃は、瞑想中は気持ち良くても、それ以外の時間はいつもと変わらない状態が続くかもしれません。
でも、最初はそんな感じです。
それでいいのです。
あまり、効果を期待しないでください。
マインドフルネス瞑想が、効果がないという意味ではありません。
そうではなく、効果を意識し過ぎると、体に力が入ります。
そして、「こうじゃなければいけない」という思い込みも思いも出ます。
マインドフルネス瞑想というものがあって、それ自体をただ楽しんでみるという気楽さが大切です。
私は、今は楽しみながらできるようになりましたが、以前は「マインドフルネスにならなければ!」と、意識し過ぎていました。
そのため、かえって体がカチカチになるのです。
また、効果を意識し過ぎて、すぐに自分の思う結果が出ないとなると続けることができませんでした。
ですが、
「早く今の状態から抜け出そう」
「しんどいさを取り除こう」
と、もがけばもがくほど、しんどさが増して長引くだけということが今は理解できます。
おわりに
マインドフルネス瞑想が習慣になると、物事にさまざまな解釈をつけて、いちいちしんどくなるのではなく、上手に受け流せるようになります。
感情は、物事に対して自分の解釈が加わった時に生じるものです。
ですから、ただ聴こえるもの、触れるもの、浮かぶもの、見えるもの、匂いなど、その感覚に意識を向けて、そのまま受け入れることができると、心が苦しくなることはありません。
日常生活に、上手にマインドフルネス瞑想を取り入れて、心の調整をしながら生きられると良いですね。
なお、私のユーチューブチャンネルでも、マインドフルネスをベースにした瞑想をはじめ、さまざまなイメージワークや瞑想を投稿しています。
↓もし良ければ、お好きな動画をお役立ていただければ幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。






