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本気で噛みつく犬を病院に連れて行く方法。私の愛犬の体験記録

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自己紹介

この記事を読まれたあなたは、もしかしたらご自身の大切なワンちゃんの本気噛みで、病院やトリミングに連れて行くことができず、悩まれているのでしょうか。

だとすれば、もしかしたらこの記事が少しはお役に立てる可能性があります。

ここには、私の愛犬の実際の体験記録を残しました。

良かったら、ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

噛みつく愛犬に口輪もできず悩んだ私がまず行なったこと

まず、我が家の愛犬「やまと(メス)」の状況についてご紹介します。

やまとは、この記事を書いている現在16歳になったばかりのおばあちゃん。

15㎏で大きめの中型犬で、老犬でも本気噛みをする時の力はすさまじいものがあります。

恐がりさんで、処置の部位や内容によっては噛んでしまう危険性があり、病院へ行く時は口輪をいつも装着していました。

実際の処置の時には、いつもおとなしく受けてくれており、口輪の装着も特に嫌がることもなく協力してくれていました。

つい数か月前までは、こうして普通に病院に行くことができていました。

そんなやまとの様子に変化が出てきたのは、半年ほど前くらいからでした。

15歳の半ばを過ぎた頃ですね。

これまで1人で自由にできていた排せつが、飼い主の付き添いがないとできなくなったり、頻繁に吠えたり、鳴いたり、お座りやフセができなくなったり、膀胱炎をくり返すようになったり・・・

このように、短期間でさまざまな心身の変化が見られるようになりました。

また、やまとは3年ほど前から慢性的な外耳炎で、月1回病院で耳処置を受けていたのですが、徐々に処置の際、激しく怒るようにもなりました。

それでも、口輪はつけることができていたので、噛まれる心配はなかったのですが、とうとうその口輪もつけることができなくなってしまったのです。

獣医師さんによると、おそらく頭になんらかの異常があることにより、性格の変化が出ているのだろうとのこと。その他、たぶん足や腰、耳や頭など、痛みもあるのだと思います。

白内障もあるので、見えづらい不安もあるのでしょう。

ですが、口輪がつけられないとなると、病院に行くことができません。

もちろん、自宅でのケアも何も行なえず、これから先どうすれば良いのか途方に暮れました。

インターネットで、何か良い方法はないものか探してみますが、今の愛犬の状況に合いそうな方法はなかなか見つからず・・・

介護用ベストさえもまともに着せることができず、やまとが転倒してもすぐに助けてあげることができない状況に涙がぼろぼろ止まりませんでした。

ですが、愛犬が私にとって大切な存在であることには何ら変わりありません。

どうにか解決したい!

そんな気持ちでまず行なったことは、現状の整理でした。

この時の私は、インターネットで調べたさまざまな情報や、考え、感情で頭の中がごちゃごちゃでした。そのため、自分の頭の中にある考えや気持ちなど、思い浮かぶこと全てを書き出すことにしたのです。

書き出して、現状の整理と困っていることを明確にしたら、次にしたことは、かかりつけの獣医師さんへの相談でした。

かかりつけの獣医師さんへ相談することは、もしかしたらごく普通のことかもしれません。

ですが、私は、愛犬の現状を相談して、獣医師さんに見放されたらどうしようという不安がとてもありました。

そのため、自分でなんとか解決して、安全に診てもらえるようにしなければいけないと、悩みを自分で抱え込んでしまっていました。

ですが、愛犬の変化を一番よく知ってくれているのもかかりつけの獣医師さんです。

ですから私は、勇気を出して相談に行きました。

すると、獣医師さんは親身に相談にのってくださり、1人では考えつかなかった方法をいくつかご提案くださり、あたたかいお言葉までかけてくださりました。

気持ちが楽になり、希望も見え、本当に相談して良かったと思います。

噛みつく愛犬を安全に受診させることに成功!実際にした方法

噛みつく恐れのある犬を受診させる場合、さまざまな方法がありますが、一番主流な方法は「口輪

や「エリザベスカラー」ではないでしょうか。

ですが、口輪といっても装着はそう簡単ではない場合も少なくありません。

やまとの場合は、ずっと口輪の装着は静かに協力してくれていたのですが、老犬になりさまざまな心身の変化によるものか、突然つけることができなくなってしまいました。

口輪を近づけると激しく怒り、噛みつこうとするのです。

一方、エリザべスカラーの場合、口輪に比べると幾分装着の難易度は下がります。

ですが、やまとは両耳の処置が必要であるため、エリザベスカラーをつけても難しいと思っていました。

そこで獣医師さんがご提案くださったのは、受診1時間ほど前に、軽い安定剤の服用し、エリザベスをつけて受診するということでした。

やまとは、半年前様子が変化し始めた頃、非常に激しく吠えたり鳴いたりし続けていた時期があり、その際に頓服で軽い安定剤を処方してもらっていました。

最近は、鳴く吠えるはある程度落ち着いたので、服用せずに保管していたのですが、その安定剤を受診前に飲ませて、少しぼんやりとした状態で処置などを行なうことになったのです。

 

受診当日の朝は、うまくいくかドキドキしました。

獣医師さんからは、安定剤を飲ませたら、できるだけ刺激をしないようにそ~と連れてきてと言われていましたが、エリザベスカラーを装着の上自動車に乗せられること自体、やまとには大きな刺激です。

そのため、エリザベスが周辺のものに触れるたび、ガウガウ怒ってしまい、ぼんやりする気配はまるでありませんでした。

ですから、正直今日は処置は無理かもしれないと思っていたのですが、獣医師さんと看護師さんが連係プレーで、とても上手に口輪をつけてくださったのです!

私がつけたエリザベスカラーは、通常より高さのあるもの(マズル長め)でしたので、そのまま口輪をつけることは困難でした。

そこで、装着中のエリザべスの外側から高さが低め(マズルが少し出る)の病院のエリザベスカラーを装着し、家から着けて行ったカラーを外していました。

そして、私がエリザベス越しにやまとの顔を保持し、獣医師さんが、やわらかい紐を使って上手にやまとの口が大きく開かないようにした状態で、看護師さんがスッと口輪をはめてくださりました。

やまととの激しいやりとりはほとんどなく、ものの数十秒程度の早業でびっくり!

やはり数多くのわんちゃんと関わってこられ、たくさん御経験をされているのですね。もう本当にすごいなと思いました。

口輪をしたやまとは、多少うなったり、頭を振ることはありましたが、耳の処置をはじめとする必要な処置を静かに受けることができました。

今回は、事前に安定剤の服用をしましたが、エリザベスさえつけることができればなんとかなりそうな感じがしました。

帰った後、足がふらふらで危ないので、次回からは安定剤はなしでやっていこうと思っています。

ちなみに、エリザベスカラーは、ボタンでとめるタイプと、ファスナーテープで止めるタイプがあります。

どちらもメリットデメリットがありますが、やまとのように暴れたり噛んだりする危険が高い場合、だいたいの位置でも簡単にくっついてくれるファスナーテープタイプの方が断然つけやすいと思います。

また、ケアや処置で使う場合、あまり高さが低いものだと口先が出てしまって危ないので、私は通常より高さのあるものを購入しました。



普段自宅でブラッシングや介護ベストの着せ替えなど、ケアや処置を行う分には、高さがある(マズルが隠れる)このエリザベスが使いやすいなと感じます。

こちらのエリザベスは、ファスナーテープもしっかりしていて、暴れて噛みつきそうになるやまとでも、安全にさっとつけることができました。

また、頭を振っても簡単にとれることがなく、安心してケアも行えました。

ケアの途中に暴れると愛犬にも危ないですし、エリザベスがあるとお互い安全だと思います。

 

終わりに

どんな状況があっても噛みついたりしないように、小さい頃からトレーニングしておくことは大事だと思います。ただ、犬が噛むのは、必ずしもしつけだけの問題だけとは限らない場合もあります。

中には、何らかの病気などで、急に噛みついてしまう子もいるでしょう。

また、老化により認知機能の変化やホルモンの変化、心身の機能低下による生活のしずらさ、不安などで、これまで穏やかだった子が、急に噛みついてしまうようなこともあるでしょう。

この記事を読まれている方は、もしかしたら、ご自身のしつけのやり方に責任を感じている人もいらっしゃるかもしれません。

もしそうだとしても、あまりご自身を責めないでもらいたいと思います。愛犬を大切に思い、なんとか守りたいと思うからこそ、こうして情報を探し、この記事を読んでくださっていることでしょう。

きっと、あきらめなければ、あなたのわんちゃんに合う方法が見つかると思います。

この記事が、ほんの少しでも参考になれば幸いです。

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