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老犬を外飼いから室内飼いに移行するには?我が家ではこうしました。

rouken-sotokarashitunaihe愛犬の暮らし
自己紹介

老犬になると、さまざまな心身のトラブルが出るようになり、外の暮らしは過酷な場合が増えてくるかと思います。

介護が必要になったり、さまざまな理由で鳴くことが増えたり。

そのため、長年愛犬をお庭などで外飼いしてきた場合でも、老犬になった段階で室内飼いに移行したいと考える人もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

ただ、長い年月外での暮らしに慣れてきた犬にとって、室内への移行がそう簡単ではない場合も。

私の愛犬は現時点で16歳ですが、外での暮らしが難しくなり、室内に移行しました。

 

この記事では、その経過や問題となったこと、工夫したことなどを残していきたいと思います。

同じような状況の方の参考になればうれしいです。

 

老犬を外飼いから室内飼いにするタイミングは案外難しい。

我が家の愛犬は、長年お庭暮らしでした。

愛犬が我が家に来た当時は、まだ室外で飼われているワンちゃんも多く、それが自然なことだと思っていたのです。ですが、正直、最初から室内で飼っておけば良かったと思います。

ただ、外での暮らしは、愛犬にとっては決して悪いものではなかったとは思います。

お庭に脱走防止の柵を立てて、柵内には静かに快適に暮らせるハウスもあります。

雨風避け、暑さ・寒さ対策など、毎年かなり工夫して環境を整えたので、若いうちなら決して居心地は悪くなかったはず。

ですが、やはり老化に伴う問題が徐々に出てきて、外での暮らしが難しくなりました。

 

具体的には、15歳を過ぎた頃から、鳴く・吠えるが急激に増えました。

夜はぐっすり眠るので、獣医師さんによると、この時点ではまだ認知症ではないとのことでした。

以前は庭で1人で出来ていた排せつも、15歳を過ぎたある時期からは付き添わないとできなくなり、おトイレしたくなるとその都度鳴いて呼ぶのです。

また、庭の外の人や動物のにおいなど感じると、大きな声で吠えます。

恐らく、目が見えにくい、足が痛いなどあるのと、もともとかなり繊細な子なので、不安が強かったのでしょう。

後ろ足が時々立たなくなったり、ふらついたり、ちょっと強い風でも吹いたら倒れてしまいそう。

そのため、もう外での暮らしは難しいなと思いました。

 

ただ、繊細で臆病な性格でもあり、室内への移行もそう簡単ではありませんでした。

また、室内に移行には、私以外の家族の理解も必要で、適切なスペースもあまり見当たりません。

そのため、愛犬の外から室内への移行は、クリアすべき問題がたくさんあったのです。

 

我が家の場合、室内へ移行する上での問題は以下の点でした。

・1階は部屋数が少なく適切なスペースがなさそう

・1階は私以外の家族が主に生活しており理解を得る必要がある

・2階にはスペースがあるが愛犬は階段を上がれない

・大きい中型犬で抱えて階段を上るのは結構大変

・繊細で臆病な性格

・外の暮らしに慣れている

という感じです。

 

我が家の老犬はこうして室内へ移行しました

長年外で飼うのが当たり前になっていると、犬にとっても人間にとっても、室内への移行は思いの外ハードルが高い場合もありますね。

ただ、愛犬の様子を観ていると、これまで通りに外での暮らしを継続することは今後どんどん難しくなることは間違いありませんでした。

そして、結果的には、だいたい3か月程度で室内暮らしに移行することができました。

愛犬を外飼いから室内飼いに移行する上で、注意したことは、少しずつ、焦らず室内以降を進めていくということです。

 

我が家の愛犬の場合、10歳頃から、寒い季節の夜だけは玄関に入れていました。

ですので、玄関の中は、室内の中でも比較的ハードルが低い場所でした。

ただ、玄関の場合、エアコンがないので暑い季節はきびしいと思いました。

そのため、やはり室内でも玄関以外の場所に、最終的には暮らしを移したいなと思っていました。

 

そこで、1階と2階に1か所ずつ愛犬用のスペースを確保することにしました。

そして、毎日少しずつ、1階と2階のスペースのいずれかに連れて行き、過ごしてもらうようにしました。安心して静かに過ごせるように、できる限り工夫をしました。

 

ですが、なかなか愛犬が慣れることがなく、鳴き続ける状況。

鳴きつかれて少し眠ることはありましたが、落ち着いて過ごせているとは言えませんでした。

長年外で暮らしていたわけなので、そう簡単にはいかないことは分かっていました。

ですので、根気よく毎日数十分ずつ室内で過ごす時間を増やすようにしました。

 

老犬を外飼いから室内飼いに一応移行成功?愛犬が選んだ場所は・・・

外飼いから室内外に移行するにあたり、1階と2階に用意した専用スペースで過ごしてもらう時間を徐々にのばしていくようにしました。

ところが、1カ月、2か月と経っても、用意したスペースに慣れることはなく、そわそわしたり、鳴いたり、興奮したりを繰り返す状況が続きました。

また、1階のスペースは人間の活動が活発。

2階は静かに過ごせる場所ではあるものの、中型とは言え16kgある愛犬をその都度運ぶのはやはり少々厳しいものがありました。

本やネットで調べてみても、室内飼いを推奨している情報が多く、最初は私も「絶対室内」と思っていました。

ですが、長年お庭でのんびり暮らすことに慣れていた愛犬には、室内での暮らしはかえってストレスなのかもしれないとも思い、完全に室内に移行することにこだわるのはやめることにしました。

 

そんなある日のこと。

いつも過ごしているお庭のハウスに、何故か一向に入ろうとせず、庭でずっと鳴いたり吠えたりするのです。

ハウスの中を見ても特に問題はなさそう。

思いつく限りの対応をして、不安なのかとしばらく付き添ったりいろいろしますが、飼い主が離れると落ち着きません。

ですが、ずっと関わり続けるわけにもいかず、とりあえず玄関に避難させることにしたのです。

すると、玄関内に置いていたハウスに自らのそのそと入り、おとなしく過ごしていました。

その後も、同様のことが何度もあり、それまでは玄関には夜だけでしたが、次第に日中も玄関内で過ごす時間が増え、いつの間にか玄関内に居つくようになりました。

 

どうやら、愛犬にとって安住の地は玄関になったようです。

玄関は、人が出入りする場所ですし、エアコンもなく夏の暑さ対策が難しい。

 

ですから私としては、ずっと過ごす場所としては不適切だと考えていたのですが、愛犬にとっては一番安心できる場所のようです。

 

そのため私は、玄関を愛犬がもっと安心安楽に過ごせる場所にすることを決めました。

愛犬の様子を観ていた家族も、特に異論はなく、自然に玄関内での暮らしに移行することになりました。

ちなみに、夏の暑さ対策については、別の部屋のエアコンの冷気をホースで送ることで解決。

他にも玄関で落ち着いて暮らしてもらうために工夫したことがいくつかありますので、別の記事で詳しくお話したいと思います。

 

おわりに

昔は犬を室外で飼うことは、ごく一般的でしたね。

ですが、老犬になると、やはりいろいろな身体的変化も出ます。

数十年前までとは違い、天候の変化も著しく、夏の暑さもひどいものです。

そのため、若いうちは室外で飼っていたわんちゃんも、老犬になれば室内へ移行する方が望ましいかと、私は思います。

ただ、長年外飼いだったわんちゃんを室内へ移行させるのは、意外と簡単ではない場合も多いものです。人間でも、環境が変わることはストレスになる場合がありますものね。

ですので、「最初は外飼いでも老犬になったら室内へ」と考えている場合には、できるだけ早い時期から室内で過ごすことに慣れてもらっておくことがおすすめです。

 

また、本やインターネットでは、犬が暮す場所についてさまざまな情報があります。

それらはとても参考にはなりますが、「こうあるべき」ととらわれないことも大事でしょう。

最終的には、愛犬と飼い主にとっての最善を目指すことが一番です。

そのためには、愛犬の性格や様子を日頃からよく観察し、愛犬を良く知ることが大切だと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

参考になれば幸いです。

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