・考え事が頭から離れない
・とにかく精神的にも肉体的にも疲労困憊
・休みたいけど神経が高ぶって休めない
・何かと楽しむ気持ちの余裕がない
もしかしたらあなたは上記のような状態ですか?
だとすればしんどいですね・・・
私もそういう時期がかなり長くありました。
でも、状況を変えるだけの気力もなく、ただ流されるまま。
気分転換に何かするというエネルギーさえも出てこないんですよね。
それに、疲れているはずなのに頭の中が忙しくて休めない。
そんな時期、私が毎日のように活用した精油がありました。
それは、「マジョラム・スイート」という精油。
正直、劇的な変化が得られたわけではありません。
でも、じわじわと確かに癒されていくのが感じられたのです。
なのでこの記事では、心も身体も疲れ切っていた時期を乗り越えさせてくれたマジョラム・スイートとはどんな精油なのか、どうケアしたのか、どんな体感があったのかを残します。
心と身体の疲れにアロマでケアしたいと考えている人の参考になれば嬉しいです。
「精神的に疲れた」「休みたい」は心と体の SOS。早めのケアを!
「とにかく精神的に疲れた」
「休みたい」
こんな風に切に感じるようであれば、心と身体が休息を求めているサインです。
職場やプライベートの人間関係、今後のこと、仕事のこと、家族のこと・・・
毎日とにかくいろいろ考え、気を張ることがあるかもしれません。
でも、こんな緊張状態が長く続けば、確実に疲弊してします。
そして、そのままにしておくと、いずれ精神や体の病にまで発展してしまうことも少なくありません。
なので、「何もしたくないな・・・」と感じたら、ぜひ休ませてあげてください。
それは決して怠けたいとかいうことではありません。
心と身体からのSOSだと思って、ゆったりと休ませてあげるのも大切なのです。
そして、そんな時私がおすすめだと思うのがアロマテラピー。
というのも、とにかく疲れて余裕もないような時は、気分転換をする気力さえわかないことも多いからです。
それに疲れてエネルギーがないような時は、現状が変わる方がストレスに感じることも・・・
そんな場合でも、自然の植物の優しい香りは、無理なく自然に心と身体に癒してくれます。
中でも神経を使いすぎたり、考え過ぎて疲れてしまっているような時にピッタリなのが、「マジョラム・スイート」です。
次の項目では、マジョラム・スイートがどんな精油なのか、私がどう活用したのかをご紹介したいと思います。
精神的に疲れた時にピッタリ!マジョラム・スイート精油と実際のケア
マジョラム・スイートは、有名なラベンダーと同じくシソ科の植物。
見た目は、葉も花もとても小さくて控えめ。
清涼感がありながらも強すぎず、どこか温かい感じがするというのが香りの第一印象でした。
ギリシャ神話では、愛と美の女神アフロディテ(ヴィーナス)が香りを与えたと伝えられているそうです。
そんなマジョラム・スイートに含まれる成分には、副交感神経の働きを高めたり、温め、循環を促す作用もあります。
ゆるめること、休めることがキーワードとも言えるマジョラム・スイートは、緊張でガチガチに凝り固まった体をもほぐしてくれます。
なので、肩のこりのケアなんかにも良いですよね。
また、あれこれ考えすぎるような時にもぴったり。
頭の中を鎮めて心に穏やかな静けさをもたらすとされています。
看護師で病院にいた時、精神的にも時間的にも眠れないという時期がありました。
先の見えない忙しさの中、目の前のことに必死でした。
周囲に神経を遣い、いつも緊張状態で、勝手に疲れていました。
もっと「しんどい」ということを表に出しても良かったのかもしれません。
でも、周りの人からの評価を気にして、人一倍頑張って役に立たないと自分の存在価値がないような気がして無理をしていたのです。
「失敗したらどうしよう」
「新しいこと自分にできるだろうか」
「周りの人怒ってないかな・・・」
など、あれこれ勝手に考えてはおびえる毎日。
自宅にいても心が全く休まらないのです。
本当はゆっくりして良いはずの休日。
大好きな絵やハンドメイドを楽しみたい気持ちはありました。
でも、何だか落ち着かず、何となくだらだらと過ごしてしまうということがほとんどでした。
仕事の日の朝も現実感なし。
「今日1日仕事ちゃんとこなせるのだろうか」
と思いながら、流れでどうにか1日が終わったというような時期が続いていたのです。
当時はマジョラムのこともあまりよく理解しておらず、リラックス効果が得られるということぐらいしか知りませんでした。
リラックスということであれば、他の精油にも同様の作用をもつものはたくさんあります。
でも、何故か毎日マジョラムの香りを嗅いでいました。
正直、マジョラムの香りを嗅いでもすぐに心が楽になるというわけではありません。
でも、何もする気が起きない中でもマジョラムの香りはせっせと生活に取り入れていました。
植物油に混ぜてハンドトリートメントしたり、ただ香りを嗅いでみたり。
香りを嗅ぐと、不思議と落ち着くんですね。
ずっと嗅いでいたいような、安らぎの時間です。
眠れない日が続いていた時に、マジョラムを少し濃いめに植物油で希釈して足の裏に塗っていたこともありました。
植物油で希釈して足の裏に塗ると、徐々に清涼感を感じるのですが、温かさも感じてとても心地良かったです。
そして、少しづつですが眠れる日が増えてきました。
精神的に疲れて休みたいと思ったら、心の赴くままに過ごしてみる
心が疲れたと感じる時は、無理に元気づけようとするよりも、休みたい感覚に従い、ゆったりと過ごすのが良いです。
仕事や家庭のことなど、どうしてもしなければならないこともあるかもしれません。
ですが、夜眠る前の時間や休日は、何もしたくなければ何もせず、眠りたければ眠る。
こんな感じで、ゆらりと過ごすことも大切。
というのも、待っていても暇にはならないからです。
休息の時間も自分で意識的にとっていかないと、時間はどんどん過ぎていきます。
休息タイムでは、そっと目を閉じて、ゆっくりとマジョラムの香りを吸い込み静かに時を過ごす。
私は、ティッシュなどに垂らして香りを楽しんでいました。
数秒で終わらせるのではなく、落ち着いてしっかり深呼吸しながら香りを鼻から吸い入れるんです。
このような時間を意図的に持つと、その間は心が静まる気がしました。
リラックスできる精油はたくさんある中でマジョラムの香りに惹かれたのは、「休みなさい」「ゆるめなさい」のメッセージだったのかもしれないですね。
最近はマジョラムが必要と感じることが少なくてしばらく使用していませんでした。
でも、瓶底に残っていた僅かな精油を使いきりたくて、久し振りに植物油に希釈して眠る前に足裏に塗ってみまたのです。
ところが、深く眠れるどころか目がランラン(^-^;
疲れてはいるものの、当時のような精神的疲労とはちょっと違う。
それに今活動を止められても困る・・・
そんな状況だからでしょうか。
無意識に香りに抵抗したのかもしれません。
マジョラムの香りが好みでない場合、少し柑橘の香りをプラスしてみるのも良いですね。
また、マジョラムの香りが苦手に感じる場合には、今は必要ではないのかもしれません。
そんな場合は、好きと感じる香りを用いるのがおすすめです。
終わりに
精神的に疲れた時は、肉体的な疲れ以上に疲労感を感じますよね。
休むのは悪い事と感じていたり、休みたいけど神経が高ぶっているような時は、スムーズに休むことが難しいかもしれません。
そんな時は、植物の香り力を借りてみるのも1つです。
マジョラム・スイートの香りに惹かれるようでしたら、多いに助けになるかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事を書く上での参考文献:
・アロマテラピーの教科書(著者・和田文緒)
・人生を変える奇跡のアロマ教室(著者・小林ケイ)
・スピリチュアルアロマテラピー入門(著者・吉田節子)
・アロマテラピーの全てがわかる事典(監修・グリーンフラスコ)